Substance 3D Designer 12.1 がリリース、新しいパターン、ノイズ、フィルタの追加やUSDサポートなど

CGソフト

2022年4月26日(現地時間) – Adobeは、マテリアルと3Dモデルのオーサリングソフトウェアの最新アップデート Substance 3D Designer 12.1 をリリースしました。

新機能ハイライト

Substanceマテリアルグラフの新しいコンテンツ

■新しいパターン

  •  Tile Random 2ランダムなサイズと比率で隣接するタイルを生成することができます。斜め、角丸、面取りのある完全に不規則なグリッドをすばやく作成するのに便利です。

  •  Triangle Grid三角形で構成されたグリッドを生成する新しいパターンです。このジェネレータは3D空間の頂点の表面を表現しており、様々なポリゴンのスタイルを作成するために使用することができ、下の画像のような革のシボを簡単に作成することもできます。

 

■新しいノイズ

  • Voronoi (2D & 3D), Voronoi Fractal (2D & 3D), 3D Ridged Fractal のような2Dと3Dの新しいノイズが追加されました。また、3D Perlin Noise がアップデートされ、タイリングとアブソリュートオプションが追加されています。これらのノイズはすべて3D空間にマッピングされ、多様性とコントロール性を高め複数のスタイル作成することができます。
  • 3Dモデルのスライスのアトラスである3Dテクスチャを作成し、レンダリングするための3Dテクスチャノード(PositionSDFOffset)と3Dレンダーノード(Surface または Volume)のコレクションが追加されました。

 

■新しいフィルタ

  • Auto Crop図形をリサイズせずに画像の中心に配置したり、スペースに合わせてリサイズしたりすることができます。例えばシェイプを自由に微調整しながら、散らばったときの位置や大きさを一定に保つことができます。
  • Extend Shape :シェイプの一部を任意の方向と距離に引き伸ばすことができます。
  • Non-Uniform Rotation :与えられたマップに従って入力を回転させることができます。
  • その他:イージング関数(関数グラフ)、より正確な Quantize ノードの新バージョンと、全く新しい Summed Area Table ユーティリティ・フィルタが追加されています。

USDサポート

.fbx と .obj ファイルフォーマットに加え、USD ファイル (.usd, .usdz, .usda) のインポートとエクスポートが可能になり、Substance モデルグラフのリソースとして、ベイクや3Dビューで Substance マテリアルを表示するのに使用できるようになりました。また、このフォーマットを使って、Substanceモデルグラフや3Dビューのコンテンツをエクスポートすることもできます。

Stagerへの送信

SamplerやPainterで既に可能だったように、ワンクリックでSubstanceマテリアルをStagerに送信できるようになりました。この機能により、SBSARとしてパブリッシュしたり、個別のファイルを読み込む必要がなくなりました(新しいマテリアル・マネージャーを搭載したStagerバージョン1.2.0が必要です)。

その他

  • ファブリックを扱う場合、3Dビューで専用メッシュを表示し、ドレープ形状にマテリアルがどのようにレンダリングされるかを確認できるようになりました。3Dビューパネルでシーンメニューを開き、クロスオプションを選択すると、このモデルが表示されます。
  • Substanceモデルグラフ用の新しいシーン管理ノードがいくつか追加されました。これらのノードでは、シーン階層を整理するために、シーン要素の名前の変更(rename)、再ペアレント(reparent)、ヒューズ(fuse)、拡張(expand)を行うことができます。また、シーンの 1 つまたは複数の要素のピボットを設定するための新しいノードもあります。
  • Designer でプロジェクトに取り組んでいるときに、プロジェクトに問題があることを知らせる警告やエラー メッセージが表示されることがあります。このバージョンでは、エラー管理システムを改良し、すべてのエラーと警告をエクスプローラで表示できるようになりました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

また、GDC 2022の時に公開されたアップデート情報もご参考に。

https://cginterest.com/2022/03/26/adobe%e3%80%81substance-3d-%e6%98%a5%e3%81%ae%e3%82%a2%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%bc%e3%83%88%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%82%92%e5%85%ac%e9%96%8b/

価格とシステム要件

Substance 3D Designer 12.1 は、Windows 10 (64bit, version 1909)以降、Mac OS 10.14 (Mojave)以降で利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから

Substance 3D Designer 12.1 は、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

  • Adobe Substance 3D Texturing プランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、月に最大30の3​​Dアセット(マテリアルのみ)が含まれ、価格は2,398円/月(税込)です。
  • Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stagerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット(マテリアル、モデル、およびライト)が含まれ、6,028円/月(税込)です。
  • チーム向けAdobe Substance 3D Collectionプランには、4つのアプリ、100の3Dアセット、1TBのストレージ、と簡単なライセンス管理が含まれ、12,188円/月(税込)です。

価格の確認はこちらから

また Steam では、2022年末まで無料アップデートが可能なPainterDesignerSamplerStagerの永久ライセンスが購入可能です。(Substance 3D アセットプラットフォーム(以前の Substance Source)へのアクセス権限は含まれていません。)価格はそれぞれ15900円です。


Substance 3D Stager ウェブサイトへ

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