Flame 2023がリリース、クラウドでの利用、UIの強化、アニメーションエディタの改良など

CGソフト

2022年4月13日(現地時間)- Autodeskは、3Dビジュアルエフェクト(VFX)、フィニッシング、カラー グレーディング用ソフトウェアの最新アップデート Flame 2023 をリリースしました。

新機能ハイライト

今回のアップデートにより、Amazon Web Services(AWS)クラウド上でFlameを利用できるようになり、事実上どこからでもより効率的に作業できるようになりました。また、HDRユーザーインターフェイスの強化とアニメーションエディターの改良も行われています。

アニメーションエディタの改良

アニメーションカーブを操作できるようにアニメーションエディターパネルのデザインが変更されました。また、一部のドロップダウンメニューやボタンの用語が業界標準に更新されています。

チャンネルからカーブへ、トラックからドープシートへ。アニメーションカーブのフレーミングやフィルタリングもより直感的になり、複雑なグラフのポイント選択も微調整されたので、より迅速に作業が行えます。

ユーザーインターフェースの強化

HDRワークフローの需要増加に対応するため、HDRモニター上でのFlameのユーザーインターフェイス(UI)を最適化する新しい設定が追加され、オンプレミスワークステーションを使用しているアーティストが鮮やかで高品質の画像を正確に表示、操作できるようになりました。

HDR対応モニターでは、ビューポート画像と背景のインターフェイスをHDRの忠実度で一緒に見ることができます。

AWSクラウド上のFlame

Autodesk Flame Family 2023 製品は、Amazon Web Services (AWS)上で動作するようになりました。この新しい Flame の利用方法は、オンプレミスのワークステーションを使用する代わりに使用するものです。

オンプレミスとは、サーバーやソフトウェアなどの情報システムを、使用者が管理している施設の構内に機器を設置して運用することをいいます。

AWSはスケーラブルで安全な環境を提供し、幅広い種類の計算機とストレージサービスを備えているため、クラウド上のFlameを利用することでいくつかの生産上の利点があります。

例えば、クラウド上のFlameを使用すると、ローカルサイトにハードウェアを追加することなく、必要なときに容量を追加したり削除すること、強力な最新のハードウェアを購入することなく利用できること、クラウド上でFlameを実行することにより事実上どこからでもFlameインスタンスに接続することができるといった利点があります。

Apple Mシリーズに対応

Flame 2023および2022.3は、Rosetta 2を介してのApple Mシリーズデバイスをサポートしており、新しいハードウェアオプションとパフォーマンスの向上を提供しています。

その他の更新

  • VENICE 2の6K、8KカメラのRED、Blackmagic RAW、Sony X-OCNなど最新のカメラRAW形式をサポート
  • Flame、Flare、Flame Assistの無料トライアルを、製品内で直接有償サブスクリプションに変換できるようになりました。さらに、Flame、Flare、Flame Assistの体験版や教育版を使っている方は、H.264ビデオエンコードとAACオーディオを利用できるようになり、メディアフォーマットの制限をなくすことができるようになりました。
  • Flame Family バージョン2023は、CentOS 8.2上では動作しなくなりました。Rocky Linux 8.5上ではFlame Family製品を動作させることができます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから(英語)

価格とシステム要件

Flame 2022.2は、macOS Mojave v10.15.x 以降、Linux CentOS 7.6Rocky Linux 8.5で利用可能です。

Flame の購入価格は、1 年間のサブスクリプションが ¥741,400 、1 か月のサブスクリプションが ¥92,400. 3 年間のサブスクリプションが ¥2,113,100です。


最新リリースは、Autodeskアカウントにログインしてをダウンロードすることができます。

Flameの30日間の無料トライアルが利用可能です。

価格の確認や無料トライアルのダウンロードはこちらから

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