2022年4月14日(現地時間) – Nekki は、物理ベースの3Dアニメーションソフトウェアの早期アクセスCascasdeur 2022.1 Early Access をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、ノードエディタ、Pythonスクリプト、そしてカスタマイズ可能なビューポートコントロールの3つの新しい主要機能が追加されています。さらに、既存機能の改良も行われています。
再構築されたオートポージングツール
は、新しいIKベースのシステムを使用しており、以前のリリースと比較して目に見えて良い結果を生み出すことができるようになっています。
さらに、オートポージングコントローラの Tween Machine のサポートと、キャラクターの視線を設定するための新しい方向コントローラ(Direction Controller)が追加されました。
物理エンジンの改善
物理エンジンが大幅に改良されました。キャラクターの回転速度を滑らかにするオプションが追加されています。
さらに、セカンダリーモーションが、より自然なアニメーションを生成するようになり、ツールの動作をカスタマイズできるオプションも新たに追加されています。
コンストレインツ(alpha)
コンストレインツ(Constraints)機能のアルファ版が導入されました。
特に道具や武器などの複雑なモーションにおいてのプロセスを大幅に効率化することができます。
アニメーションサイクルの改善
は、トラック内のタイムラインの対応する部分と一緒に動くようになりました。ストレッチモードを使用すると、アニメーションサイクルを再作成することなく、その長さを調整することができます。
FBXサポートの改善
CascadeurのFBXサポートで報告されていた互換性の問題のほとんどが修正され、DAZ StudioのキャラクターのFBXインポートが完全にサポートされるようになりました。他にも以下のような改善があります。
- 互換性の問題のほとんどが修正されました。
- DAZStudioのキャラクターが完全にサポートされるようになりました。
- FBX エクスポート時に、非表示のアニメーション トラックが無視される ようになりました。
- FBX ファイルを空のシーンにインポートすると、そのファイル名がシーンに割り当て られるようになりました。
ノードエディタ
は、アニメーターがキャラクタリグの内部構造にアクセスし、それらを完全にカスタマイズすることを可能にする多機能なツールです。
これらのスクリプトにアクセスすることで、キャラクタのほとんどすべての側面を変更することができます。ノード エディタの実用的な使用例は、2022.1EA の 01m:35s ~ 01m:45s の間のティーザーで見ることができます。そこに表示されている武器は、ノードエディタとPythonスクリプトを使って、キャラクターの手に動的に接続されています。
Pythonスクリプティング
により、独自のコマンドスクリプトを作成し、多くの操作を自動化することができるようになりました。
Cascadeurのビルトイン機能だけでは十分でない場合、Cascadeur内で簡単なスクリプトを書いたり、外部エディタから複雑なPythonスクリプトをコマンドコンソールに貼り付けたりすることができます。
カスタマイズ可能なビューポートコントロール
新しい入力設定ウィンドウでは、オブジェクトの選択、パン、ズームなどのアクションを別のキーやキーセットにリバインドするオプションが追加されました。Blenderユーザーのためのプリセットも用意されています。
他かにも多くの改善があり、新しいサンプルシーンも追加されています。
全てのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Cascadeurは現在、WindowsとLinuxで利用できます。MacOS版も開発中のようです。
Cascadeur Pro 早期アクセスの50%割引はまだ有効のようです。早期アクセスオファーについて詳しい情報は以下の記事をご覧ください。
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