デスクトップ版 Photoshop 23.3 ＆ iPad 版 Photoshop 3.5 ＆ Fresco 3.5 (2022年4月) がリリース

2022年4月12日（現地時間）- Adobeは、画像編集ソフトウェア Photoshop の2022年4月リリース Photoshop 23.3 & Photoshop 3.5 for iPad そして、お絵描きアプリ Fresco 3.5 をリリースをしました。

デスクトップ版 Photoshop
iPad 版 Photoshop
1. 画像の背景をすばやく削除
Fresco
価格とシステム要件

デスクトップ版 Photoshop

デスクトップ版Photoshopの2022年4月リリースでは、Illustrator からのテキストレイヤーのコピー＆ペースト機能や空を置き換え機能の改善、その他機能強化などがされています。

Illustrator からのテキストレイヤーのコピー＆ペースト

Illustrator のテキストレイヤーのコピー＆ペースト

のサポートが改善されました。

以前のバージョンでは、ペーストダイアログの「レイヤー」オプションを使用して Illustrator から Photoshop にテキストレイヤーをコピー＆ペーストすると、ラスタライズされ、Photoshop でのテキストレイヤーの編集が困難でしたが、異なるタイポグラフィプロパティを持つテキストレイヤーを Illustrator から簡単に移動し、編集可能なテキストレイヤーとして Photoshop にペーストできるようになりました。

GIF

Photoshop で Illustrator アートワークの作業をする際の既知の問題と回避策・制限事項についてはこちらのページをご覧ください。

空を置き換えでのエッジの強調

「空を置き換え」で、オブジェクトのエッジ沿いの画質が向上しました。「乗算」描画モードを使用した補正を行う新規レイヤーの導入により、高解像度の画像における空のマスクがさらに強化され、全体的な空のコンポジットが向上しています。この機能強化により、細い線のオブジェクト周辺の前景と背景のコントラストがより効果的に保持され、明るい空を暗い空に置き換える際に発生するハロー現象も軽減されます。また、高解像度の入力画像のマスク品質も向上しています。

空の画像内のオブジェクトのエッジに適用される照明の調整を制御するには、空を置き換えダイアログで新しいエッジ照明スライダーを選択します。エッジ照明スライダーを使用すると、空のコンポジット内のオブジェクトのエッジにより効果的に描画できます。値を大きくすると、コントラストが高くなり、エッジに沿ったハロー効果が減少します。

その他の変更と機能強化

・マルチスレッド合成および GPU 合成：

マルチスレッド合成および GPU 合成オプションが使用できるようになり、ワークフローが高速化されました。マルチスレッド合成を有効にするには、環境設定／パフォーマンスに移動して、「マルチスレッド合成」オプションを有効にします。

・「最近使用したファイル」でのクラウドドキュメントの検索：最近アクセスしたか共有されたクラウドドキュメントが、アプリのホーム画面の「最近使用したファイル」にも表示されます。

・新規ドキュメントの保存に関する環境設定の改善：新しいドキュメントで「別名で保存」を選択すると、クラウドドキュメントの選択ダイアログが表示され、ファイルをCreative Cloudに保存できます。この変更はすべてのユーザーに適用されるため現在使い慣れている保存ワークフローされます。既存の「別名で保存」の動作に戻すには、「デフォルトのファイルの場所」に「コンピューター上」を選択して、次のいずれかの場所から新規ドキュメントを作成する際に、ローカルパスを表示することができます。

・カメラのぶれ軽減の削除：カメラのぶれ軽減（フィルター／シャープ／ぶれ軽減）が削除されます。この技術は、新しい開発プラットフォームと互換性がありません。

・新しいカメラとレンズのサポート：新たに追加されたカメラとレンズは、以下のサポート対象プロファイルの一覧で確認できます。

デスクトップ版Photoshopの2022年4月リリースのすべてのアップデート内容の確認はこちらから