2022年3月24日 GDC 2022 – Unityは、近日公開予定のパズルプラットフォーマーのサンプルゲーム『Gigaya』を発表しました。
無料公開予定のサンプルゲーム『Gigaya』
『Gigaya』は現在活発に開発が進められているUnity のツールおよび機能のエコシステムを利用して作成されているサンプルゲームです。このプロジェクトを通して、これらのシステムが単体の機能としてだけでなく、並行して動作することで、ゲームに使える高品質な開発のための製品として動作するという実例を目にすることができます。
以下いくつか『Gigaya』の特徴を紹介したいと思います。
■完全な製品サイクルを再現
『Gigaya』は、完全な製品ライフサイクルを経たのちにリリースされることとなります。これは、プロジェクトがコンセプトからリリースまでの全工程を経ることで、開発プロセスに対する新たな視点を見出し、その強みや弱みを発見することを目的としています。
■URPを採用
どのレンダーパイプラインが最適かを議論した結果、最終的にプラットフォーム間の移植のしやすさと利用されている割合を考慮して、ユニバーサルレンダーパイプライン(URP)を採用することになったとのことです。以後、幅広いプラットフォームで機能するスタイリッシュでユニークな視覚体験を作り出すために、URP をどのように使用できるかを紹介するためのサンプルとなるように開発が進めらています。
ワールド構築には、デカール、シェーダーグラフ、ビジュアルエフェクトグラフ、ポストプロセッシングエフェクトなどの機能が駆使されています。
■プラットフォーマーキャラクターコントローラー
ゲームの主人公である「Wondu」の手応えが重要な要素となっており、堅牢でモジュール式のキャラクターコントローラの開発に大きな努力が払われています。
Wonduの動きは Unityのさまざまな機能を連動させて動かすサンプルとなっています。キャラクターコントローラは、ScriptableObject、リジッドボディ物理、アニメーションを活用したもので、これが最適なプラットフォーマー体験を実現します。
より詳しい情報は以下の記事で確認することができます。
https://blog.unity.com/ja/games/introducing-unitys-latest-sample-game-gigaya
今後の予定
Unityによると、『Gigaya』は 2022 年内の公開を目指し、今後数か月間開発を続けていくとしています。
完成後は、サンプルゲームのアセットやソースコードも含めて、すべての Unity ユーザーが無料でダウンロードし、試用できるようになる予定です。また、Steam ユーザーの、Steam ストアからこのビルドを無料でダウンロードすることができます。
最新の開発状況を確認したい方は、こちらのページをご覧ください。
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