2022年3月22日(現地時間)- Nvidiaは、Studio Driverの最新アップデートをリリースしました。
3月のNVIDIA Studio Driver アップデート
今回のアップデートは、Nvidia GTCに合わせてOmniverseやNVIDIA Canvasのアップデートとともにリリースされました。
3月のStudio Driverでは、NVIDIA OmniverseとNVIDIA Canvasの最新アップデートのサポートに加え、Blender Cycles 3.1を含む最新のクリエイティブアプリのアップデートの最適化、NVIDIA Studioが提供する安定性と信頼性を兼ね備えています。
3Dクリエイティブアプリケーションのアップデート
■Omniverse
Omniverseでは以下のようなアップデートがあります。
- 新しいOmniverse Connectionsはエコシステムを拡大し、現在ベータ版として提供されています。Unreal Engine 5 Omniverse ConnectorとAdobe Substance 3D Material Extension、そしてAdobe Substance 3D Painter Omniverse Connectorは、シームレスでライブエディット可能なテクスチャとマテリアルワークフローを可能にします。
- MaxonのCinema4DはUSDをサポートし、OmniDriveと互換性を持つようになり、ビジュアライゼーション専門家のためのOmniverseワークフローが解放されました。
- Pixar HD Storm、Chaos V-Ray、Maxon Redshift、OTOY OctaneレンダラーをすべてのOmniverseアプリケーションのビューポートで使用できるようになりました。Blender Cyclesも近日公開予定です。3Dシーンのリファインや最終プロジェクトのエクスポートなど、アーティストはOmniverse RTX Rendererや、有利な機能を持つ好みのレンダラーを切り替えて使用することができます。
- CADデザイナーは、26の一般的なCADフォーマットをOmniverse USDのシーンに直接インポートできるようになりました。
- NVIDIA Maxineのボディポーズ推定機能をOmniverse Machinimaアプリに統合することにより、ユーザーはMoCapスーツがなくても1台のカメラでリアルタイムに動きを追跡してキャプチャすることが可能となりました。2Dカメラキャプチャから3Dモデルへのライブコンバージョンも可能です。
Omniverseのより詳しいアップデートは以下の記事をご覧ください。

■Nvidia Canvas

■Blender
Blender 3.1のアップデートでは、USDプレビューサーフェスマテリアルのエクスポートサポートが追加され、Omniverseを含むUSDサポートアプリ間でのアセット移動がより簡単になりました。

NVIDIA RTX GPUを搭載したBlenderアーティストは、Macよりも優れた性能を維持しています。、Blenderのベンチマークテストによると、ミッドレンジのGeForce RTX 3060 Studioラップトップでは、最速のM1 Max Macbookよりも3.5倍速いレンダリングを実現します。
■Luxion Keyshot
Luxion Keyshot 11では、GPUアクセラレーションによる3Dペイント機能、NVIDIA PhysXによる物理シミュレーション、NVIDIA Optixシェーダの強化により、アニメーションワークフローが最大3倍高速化されるなどのアップデートがされています。詳しくは以下の記事をご覧ください。

■GPU Audio
GPU Audio Inc.は、将来を見据え、オーディオソリューションのための並列処理機能を導入しました。早期アクセス可能なNVIDIA GPUベースのVST3は、カスタマイズ可能な低遅延コンボリューションリバーブにGPUのパワーをもたらし、オーディオ制作のゲームチェンジャーとなっています。
ダウンロード
2022年3月のNvidia Studioドライバ(512.15)は GeForce Experienceか、ドライバのダウンロードページからダウンロードすることができます。
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