UNIGINE 2.15.1がリリース、デカールサポート、LODの自動生成機能の追加など

CGソフト

2022年3月131日(現地時間)UNIGINEは、同社のリアルタイム3Dエンジンの最新アップデート UNIGINE 2.15.1をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースには、デカールサポートとその他のマテリアルグラフエディタの改善、LODの自動生成と設定、2.5Dビルディングアドオンなどが含まれています。

LODの自動生成と設定

ジオメトリのLOD自動生成機能がUnigineEditorで利用できるようになりました。これにより、サードパーティソフトウェアでレベルディテールを手動で準備する時間を大幅に短縮することができます。

ハイポリモデルのLOD数を指定し、それぞれのジオメトリの簡略化の度合い(ターゲットポリカウント)を選択した後、可視性やフェード距離などの他のパラメータを設定すると、Engineが指定された設定を使用してすべてのLODを自動的に生成します。

UNIGINEは名前の接頭辞に基づいたLevels of Detailの自動割り当てと設定を提供し、1つのFBXファイル内でモデルの異なるLODに対して異なるメッシュを作成しエクスポートすることが可能です。また、インポート時にモデルのLODごとに可視性とフェード距離を指定できるため、シーン上のサーフェスに対してこれらの設定を調整する手間を省くことができます。

マテリアルグラフの改善

■デカール対応

ビジュアルマテリアルグラフエディタを使用したデカール用のマテリアル(メッシュ、投影、正射影)の作成に対応しました。

サーフェスデカールの投影は柔軟に調整できるようになりました。メッシュデカールでは、メッシュの法線を考慮するかどうかのオプションが追加されています。これは、以前のdecal_baseマテリアルではコントロールすることが不可能でした。

■Depth Offset

マテリアル(Material)ノードに、深度を制御するための新しい入力が追加されました。この機能により、植生のLODを見栄え良くすることができます。

サブグラフとループのためのInputs Constructor

サブグラフの Inputs ノードまたは Loop Begin ノードをダブルクリックすると、完全な機能を持つ Input Constructor が表示されます。これにより、既存の入力の並べ替え、名前の変更、削除、暗黙的な型の設定を行うことができます。

■その他の改善

  • 新しいサブグラフのセット:
    • Get Vector From Basis
    • Object Scale
    • Angle Between Vectors
    • Depth To Position
    • Fresnel PBR
    • Blue Noise 256×256 Animated
    • Blue Noise 256×256 Static
  • マテリアルグラフエディタの「警告とエラー」パネル

アウトライン表示

これはユーザーからの要望が多かった機能で、ビューポートで選択されたオブジェクトのアウトラインを表示することができるようになりました。

ビューポートのヘルパーメニューでオン・オフを切り替えることができます。

この他にも、ウォーターシステムの改善、アセットの置換機能、FBXエクスポートの改善、環境の作成を簡素化するため2.5DBuildings Add-Onなど多くのアップデートがあります。

全てのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

現在、Unigine は64ビットのWindows 7 SP1/8/10 と Linux (kernel 3.0+)で利用可能です。サポートされているAMD、Intel、NvidiaのGPUのリストはこちら

無料のCommunity Free版は、過去12ヶ月間に10万ドル未満の収益または資金を得ている商業的なプロジェクトで利用できます。

Community Pro版には収益の上限がなく、サブスクリプションはVATを含めて年間180ドルとなっています。その他の価格オプションやエンタープライズ版との機能比較表はこちら


UNIGINE 2.15.1: Decals Support and Other Material Graph Editor Improvements, Automatic LOD Generation and Configuration, 2.5D Buildings Add-On

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