2022年2月23日(現地時間)- Epic Games は、Unreal Engine 5 のプレビューリリースが利用可能になったことを発表しました。最新リリースは、LauncherとGitHubでダウンロードすることが可能です。
Unreal Engine 5 のプレビューリリース
Unreal Engine 5 が 早期アクセス から プレビューリリースへと移行しました。現在、正式版リリースに向けての作業が行われています
リリースに含まれる予定の機能はテスト可能な状態で、早期アクセスで公開された Nanite、Lumen、One File Per Actor(1 アクタあたり 1 ファイル) 、World Partition、MetaSound といったツールへの様々な改善に加えて、新しいアニメーションツール、Large World Coordinates の基礎サポートなどの新機能も追加されています。
新機能
の改善に加えて新機能がいくつかあるようなので抜粋して紹介したいと思います。
ワールド構築
■Large World Coordinates (LWC)
Preview 1 ではワールド基点の再設定などのテクニックなしに大規模なワールドを作成するための基礎となる Large World Coordinates (LWC) の初期サポートが追加されました。倍精度の値を使用するように変更され、この変更に伴うオーバーヘッドを最小限にするために、パフォーマンス、メモリ最適化に重点が置かれています。
アニメーション
■距離マッチングとポーズワープ
Preview 1 の新機能です。この2つの機能を組み合わせて、少数のアニメーションセットが幅広いモーションに対応できるようにします。
- Distance Matching(距離マッチング)はアニメーションの再生レートをコントロールして、ゲーム内のキャラクタのモーションにマッチすることを可能にします。
- Pose Warping(ポーズワープ)は動的にアニメーションのポーズを調整してゲーム内のキャラクターのモーションにうまくマッチできるようにします。
■Anim ブループリント テンプレート
再利用可能なアニメーショングラフの作成に加えて、アニメーショングラフ アセットとしてエンジン機能をリリースすることが可能になります。
特定のスケルトンやアセットにバインドされない Animation ブループリントのロジックを制作できます。このアセットはアニメーションアセットを直接参照することはできませんが、他の Animation ブループリントの中での再利用が可能です。
■IK リグと IK リターゲッター
この 2 つの新機能によって Unreal Editor でのスケルタルキャラクターのアニメーションがより簡単に、効率的に行えるようになります。
- IK Rig(IK リグ)を利用すると、スケルタルメッシュのポーズ編集のためのソルバとゴールをインタラクティブに作成できるようになります。既存のアニメーションを保持しつつ加算的なアニメーションをキャラクターに加えて調整する、というのが一般的なユースケースです。
- IK Retargeter(IK リターゲッター)は、様々なプロポーションで異なるスケルトンを持ったキャラクター間でのアニメーション転送が高速に、柔軟に行うことができます。ランタイムでのアニメーションのリターゲットでも、新しいアニメーションアセットをオフライン作成でも使用できます。
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現時点ではまだ更新されていないようですが、こちらからUE5の公式ドキュメントを確認することができます。
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