Maverick 2022.1 がリリース、Rhinoプラグインの改善、外部モデルアップデート機能の追加など

CGソフト

2022年1月30日(現地時間)Random Control は、GPUを使用したプロダクト&モデルビジュアライゼーション向けレンダラーの最新アップデート Maverick Studio & Indie 2022.1 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、Rhino-to-Maverickブリッジプラグインの改善、インポート機能の改善、Zbrushなどの外部アプリケーションで作成されたモデルをワンクリックで更新する機能など「ワークフロー」機能の全般的な改良がされています。

Rhino-to-Maverickブリッジプラグイン

Rhino-to-Maverickブリッジプラグインは、Maverickにおいて多くのユーザーによって使用されています。このリリースでは、寄せられたフィードバックをもとに、いくつかの重要な改良が行われました。

■RhinoとMaverick間のマテリアル変換が大幅に改善されました。これは、変換の複数の側面(レイヤー、PBRマテリアルなど)を含んでいます。Maverickが試したすべてのシーンで、マテリアルとベースカラーが正しく転送されました。

■過去に問題となったいくつかの状況が修正されました。例えば、Rhinoでオブジェクトを再配置したときに、レイヤーが重複したり、空になったりすることがありましたが、この問題は修正されています。

■Rhinoでオブジェクトを削除すると、Maverickでも同様に削除されるようになりました。

■RtMプラグインがMaverickに送信する内容を選択できるように、Preferenceパネルにオプションが追加されました。Maverickで行ったカメラ/オブジェクトのポーズ、マテリアルなどを保持するか、Rhinoから送られた内容で上書きするかを選択することができます。

マージとコンフリクトの解決

マージ(Merge)は、インポートボタンと同じように、モデルをインポートすることができますが、既存のシーンにモデルを追加することを意図しています。例えば、外部で作成した新しいオブジェクトや、Sketchfabからダウンロードしたオブジェクトでシーンを飾りたいときはマージを使用します。

マージの際、シーンにあるものとマージするものの間にコンフリクトが発生することがあります。コンフリクトは様々な理由で発生しますが、コンフリクトの解決が重要な主な状況は以下の通りです。

  • 自分のオブジェクトをエクスポートして、それを別のシーンにインポートする場合。
  • 同じモデルを複数回インポートする場合。
  • モデルをインポートした後、そのモデルを外部で変更し、再度インポートする場合。

このような状況では、入力されるノードとマテリアルなどの既存のノードとの間にコンフリクトが発生します。Maverickでは、コンフリクトのファミリーごとにどのようなアクションを取るかを決めることができるようになりました。

オプションは以下の通りです。

  • 新しいノードのコピーをシーンに取り込む。
  • モデルを持ち込むが、Maverick で行った作業(マテリアルなど)は保持する。
  • モデルを持って来て、Maverickで行った作業を上書きする。
  • 競合するノードを単純にスキップする。

外部アプリからのモデルアップデート

マージ・システムの改善により、Maverickは外部のDCCアプリ(Zbrushなど)で作業中のモデルをシームレスかつプログレッシブに更新できるようになりました。

Maverickのメインツールバーには、「前回のインポートを更新」ボタン(一般的なものとZbrush専用のものがあります)があり、ハードディスクから再びモデルを取り込み、Maverickで行ったカメラ/ポーズ/マテリアル/ライティングの作業をすべて保持したままでジオメトリを更新することが可能です。

環境設定ダイアログでは、正確にはMaverickでのカメラ、xforms、マテリアルを保持するかどうか(これは通常望むところです)を選択できます。

以下のビデオでは、ワンクリックで操作できる手順を見ることができます。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから 

価格とシステム要件

MaverickIndieとMaverickStudioは、64ビットのWindows Vista +で利用できます。現時点では、GeForce GTX10シリーズ以降のNvidiaGPUがサポートされています。詳しいシステム要件はこちらから

Maverick Indieの永久ライセンスの価格は249.99ユーロ(約33000円)です。サブスクリプションは19.99ユーロ /月(約2600円 /月)から、Maverick Studioの永久ライセンスの価格は499.99ユーロ(約66000円)です。サブスクリプションは39.99ユーロ /月(約5300円/月)からです。

詳しい価格の確認はこちらから

Maverickの30日トライアル版はこちらからダウンロードできます。


Merge & Rhino Bridge

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