2022年2月3日(現地時間)- TopazLabsは、画像アップスケーリングソフトウェアの最新アップデート Gigapixel AI v5.8 をリリースしました。
新機能ハイライト
改善された顔のリファインパイプライン
Gigapixel AIがポートレート写真のリサイズを処理する方法、特にフレーム内に小さな顔がある場合の処理について、多くの重要な改善が行われました。
ポートレート写真をアップスケールする場合、顔は他のオブジェクトとは異なり、特別なモデルが使用されています。今回のアップデートでは、新しい画像処理パイプライン、より良い設計のモデル学習、および入力画像の多様性をより広くカバーすることによって、顔の絞り込み品質が大幅に向上しています。
Windows GPUによる大幅な画質の向上
コンピュータにGPUが搭載されている場合、GPUを活用するようにコーディングされたソフトウェアは、適切に実装されれば、画像処理性能を大きく向上させることができます。しかし、CPUで処理した画像と比較して、処理後の画質が低下する場合があります。
今回のアップデートでは、Gigapixel AIの全モデルにおいて、GPU出力品質が大幅に改善され、ほぼ全てのケースでCPU出力と同等になりました。これは、モデル統合戦略の最適化(optimizing the model integration strategy)により実現しました。これにより、高速なパフォーマンススピードと、コンピュータのGPUを使用した画像処理の高いクオリティの両方を享受できるようになりました。
メモリ使用量の削減
今回のGigapixel AIのアップデートでは、画像ファイルのインポート(開く)とエクスポート(保存)の方法が改善され、より高速で少ないコンピュータリソースで実行できるようになりました。
画像パイプライン全体で不要なコピーやキャッシュを削除し、バッチインポート時に画像全体を読み込まないようにしたことにより、全体的に高速でスムーズなユーザーエクスペリエンスを実現しています。
多くの使いやすさの改善とバグ修正
Gigapixel AI v5.8で取り上げたすべてのアップデートに加えて、JPEG、PNG、TIFFなどの一般的なファイル形式で保存する際に使用する圧縮機設定の最適化など、ユーザーにとって非常に便利な使い勝手の改善も行われています。
下の画像では、全く同じJPEG画像を同じ4倍率(および解像度)でアップスケールし、同じAIモデルを使用した場合の最適化されたファイルサイズを見ることができます。
JPEGファイルについて言えば、JPEGエンコードにSIMD Single instruction, Multiple dataを採用することにより、いくつかの処理が効率化されています。Gigapixel AIは、ピクセル単位ではなく、ピクセルブロックを一度に取得できるため、ピクセル情報を調整するような計算タスクにかかる時間が大幅に短縮されるという利点があります。これにより、JPEGファイルの保存がより速くなります。
また、他にもMacとWindowsの両方においてバグ修正がされています。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Gigapixel AI v5.8 は、MacOS 10.13 High Sierra 以降、Windows 7, 8, 10, 11 (64 bit only)の、スタンドアロンアプリケーションまたは、Adobe LightroomClassic、Photoshopプラグインとして利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから
価格は99ドル(約11400円)です。
セール情報
現在セール価格になっており20ドルオフで購入することが可能です。
期間は2月18日まで(現地時間)です。
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