Polygonflow が開発する Unreal Engine&Maya 用ビジュアルコーディングツール GraphNの紹介です。2022年1月26日 – Polygonflow は、GraphNの非商用無料版を発表しました。
GraphNについて
GraphN は、Unreal Engine や Autodesk Mayaで利用できるワークフローアシストソフトウェアです。ノードエディタが搭載されており、ノードベースのビジュアルコーディングを使用して3D環境の作成を効率化することができます。
昨年7月から早期アクセスが開始されていますが、現時点の最新バージョンは0.9.7なのでまだ継続中のようです。
このツールは、Blenderのジオメトリノードのようにノードグラフを作成して、パネルのスライダーなどからコントロールができます。ツールライブラリを備えており、作成したノードグラフはGraphNライブラリにエクスポートして共有することが可能です。
以下の動画では、GraphN を使用している様子を確認することができます。
以前、Unreal Engine内でジオメトリノードのセットアップを使用することが可能になるプラグインAlterMesh(Beta)の紹介をしましたが、ひとつのノードグラフを複数ソフトウェア間で使用できるようにするという点で似たアプローチのツールです。
Polygonflow によると、スキャッタリング、法線や頂点の編集などのタスクは、MayaやUnreal Engineに比べて20~500倍高速に処理されるとされています。また、Python API をサポートしており独自のノードの作成も可能です。
現在、Unreal Engine と Mayaに対応していますが、Blender、3DS Max、その他の3Dソフトのサポートも検討されているようです。
価格とシステム要件
GraphNは、Windows10-11で動作する Unreal Engine 4.27 と 5.0、Autodesk Maya 2018-2022で利用することができます。
価格は、個人ライセンス(年間収益が50万ドル未満)が12ドル/月または130ドル/年、スタジオライセンスが120ドル/月または1300ドル/年となっています。
また非商用では無料で利用可能です。
無料版のダウンロードはこちらから
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