Adobe Substance 3D Sampler 3.2 がリリース、物理サイズ、新しい布織りツールの追加など

CGソフト

2022年1月25日(現地時間)- Adobeは、Substance 3D Sampler 3.2(旧Substance Alchemist)をリリースしました。このバージョンのコードネームは Yakitori です!

新機能ハイライト

このリリースでは、マテリアルに物理的なサイズやメタデータ入力が追加され、アプリ間での一貫した表示が可能となりました。また、新しい織物ツールによりカスタムファブリックマテリアルを作成することができます。

物理サイズ

スキャンしたしたマテリアルの外観とスケールを一致させることができるようになりました。

Samplerでは、マテリアルのサイズを手動で測定して設定できます。画像にすでにDPI情報が含まれている場合は、自動測定機能を使用することも可能です。

一度設定した物理的なサイズは、マテリアルを調整する(クロップ、タイルなど)たびに自動的に適応されます。また、「Display with Physical Ratio(物理比率で表示)」オプションを使用すると、正方形でないスキャンやサンプルを扱うことができ、このような場合でも物理サイズを維持することができます。

物理的サイズはエクスポートされた.SBSARに埋め込まれるため、今後他のアプリケーションで簡単に活用することができます。CLO 3Dのユーザーはすでにこの機能を利用することができ、アプリにインポートされたSubstance素材は自動的に衣服の実寸に合うように拡大・縮小されます。

物理的サイズのサポートは、他のサードパーティアプリケーションや他のSubstance 3D製品にも近々導入される予定となっています。

メタデータの追加

マテリアルファイルにカスタムメタデータフィールドを追加すると、設定した情報が.SBSAR(.SBSも可)に保存されるようになりました。

布織り(cloth weave)ツール

新しい cloth weave ツールが追加されました。このツールでは、あらかじめ用意されたパターンを使用したり、タテ糸とヨコ糸をペイントすることで独自のパターンを作ることができます。

このツールは布が出来上がっていく様子を見ながら、ちょうど良いと感じるまで何度でもやり直すことが可能です。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Substance 3D Sampler 3.2は、Windows 10 (64bit, version 1909)以降、Mac OS 10.14 (Mojave)、Linux CentOS 7.0、Ubuntu 18.04 (Steam only)で利用できます。

Substance 3D Sampler は、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

Adobe Substance 3D Texturing プランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、月に最大30の3​​Dアセット(マテリアルのみ)が含まれ、価格は2,398 /月(税込)です。

Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stagerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット(マテリアル、モデル、およびライト)が含まれ、6,028円/月(税込)(初年度4,818 円/月)です。

チーム向けAdobe Substance 3D Collectionプランには、4つのアプリ、100の3Dアセット、1TBのストレージ、と簡単なライセンス管理が含まれ、12,188円/月(税込)(初年度9,768 円/月)となります。

価格の確認はこちらから

また、Steam で2022年末まで無料アップデートが可能なPainterDesignerSamplerStagerの永久ライセンスの購入が可能です。(Substance 3D アセットプラットフォーム(以前の Substance Source)へのアクセス権限は含まれていません。)価格はそれぞれ15900円です。


From Real to Digital: Sampler introduces Physical Size

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