2022年1月7日(現地時間)- iToo Softwareは、3ds Max用スキャッタリングプラグインの最新アップデート Forest Pack 7.3 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、完全に書き直されたグループのサポート、ジオメトリとマーカーを名前で照合する機能、VRayVolumeGridオブジェクトのスキャッタリングサポートなどの新機能があります。
■スキャタリンググループの改善
グループの処理方法が完全に書き直されました。以前のバージョンでは、ランダムなトランスフォーム、サーフェスコンフォーム、エリア、カメラクリップなどのグループを使用した場合、そのグループの各メンバーが個別に処理されていましたが、最新バージョンでは、グループ全体が1つのオブジェクトとして扱われるようになりました。
以前の動作が好きな場合は、ジオメトリロールアウトの新しいグループ階層を維持オプションを使用して、簡単に切り替えることも可能です。
■ジオメトリを割り当てるのがより簡単に
マーカーを使用する場合、アイテムリストからランダムなオブジェクトが適用されますが、このリリースでは、ジオメトリを名前でマーカーにマッチさせるオプションが追加されました。
これによって、各リファレンスオブジェクトにどのモデルを適用するかを完全にコントロールすることができ、参照オブジェクトに特定のジオメトリを割り当てるのがより簡単になります。
■VRayVolumeGridオブジェクトをサポート
ジオメトリ、ライト、スプライン、その他いくつかの非ジオメトリックオブジェクトの既存のサポートと同様に、Forest Packの散布可能なオブジェクトの拡張リストにボリュームエフェクトを追加できるようになりました。
■照明の色をランダム化
バージョン7.3のネイティブV-Rayインスタンス化機能により、ライトの散布がより効率的に行えるようになりました。また、Forest ColourやV-Ray独自のマップを使用してライトの色をランダムにすることができます。
※この機能はV-Ray 5.2以降が必要となります。
■Arnoldの使用について
このリリースでは、Arnold 7との互換性がありますが、以前のArnoldバージョンはサポートされなくなるので注意してください。アップグレードが必要な場合は、Forestが警告メッセージで知らせてくれるようです。
その他にも、forest_templatesレイヤーからビルボードを自動作成する機能の削除、カメラを手動で選択するためのカメラパラメータの再導入、ライブラリブラウザからの非ジオメトリックオブジェクトの読み込みサポートなど、多くの小さな改善と修正が行われています。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
メンテナンス所有者は、ユーザーパネルから最新版をダウンロードできます。ダウンロードするには、こちらから[My Products ]セクションにアクセスしてください。
価格とシステム要件
また、Forest Pack には商用利用も可能な無料のLiteバージョンがあります。
無料Liteバージョンのダウンロードはこちらから(アカウントが必要)
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