プロ向け画像シーケンスプレーヤー&ビューアー Chaos Player がリリース

CGソフト

2022年1月17日(現地時間) – Chaosは、VFXやビジュアライゼーション作業用の新しい画像シーケンスプレーヤー「Chaos Player」をリリースしました。

Chaos の新しい画像シーケンスプレイヤー

Chaos Playerは、高速で効果的なデジタルレビューワークフローのために設計されたプロ向け画像シーケンスプレーヤー&ビューアーで、Pdplayerの後継製品として説明されています。

Pdplayerは、Asynthetic社によって作成され、Chaos Softwareによって配布されていた3D、CG、VFX業界のための高速で軽量なプロフェッショナル画像シーケンスプレーヤーとビューアです。ほとんどの業界標準ファイル形式をサポートし、複数のレイヤーをリアルタイムで色調補正し、合成することができました。Pdplayerは、Chaos Playerのリリースと同時に廃止されたようです。

Chaos PlayerもPdplayerと同様に、レンダリングされたアニメーションを出力し、画像シーケンスを再生するための信頼性が高く簡単で高速なツールを必要とする人のために構築されています。

このプレイヤーでは、自分の作品をレビューしてチームと共有したり、他の人の作品をレビューしてフィードバックを提供するために使用できます。さらに基本的な合成、カラーグレーディング、編集をリアルタイムで行うために機能強化がされています。

機能リスト

■画像シーケンスの再生
高解像度の画像シーケンスを、スマートなキャッシュシステムですばやく効率的に再生します。新しいフレームや更新されたフレームは即座に読み込まれます。

シーケンスのレイヤー化
複数のシーケンスをレイヤー化して同時再生。レイヤーを重ねることで、合成、編集、カット、テクニカルチェックなどが可能です。

A/Bワイプ比較
再生中に最大4つのバージョンのショットを比較することができます。

MP4への書き出し
カット、編集、合成をMP4ビデオに書き出したり、さまざまな画像形式を選択することができます。

コンポジット
再生中にリアルタイムで簡単にレイヤーを合成することができます。Adobe After EffectsまたはFoundryのNukeにエクスポートして最終出力します。

色の調整
再生中にリアルタイムで露光、コントラスト、カラーバランス、レイヤーブレンディングモードの微調整をすばやく簡単に行えます。

編集とカット
ショットのアレンジ、シーケンスのカット、アニメーションフェードエフェクトをすばやく追加できます。

放送とコラボレーション
アニメーションのプレビューをHTTPサーバーや放送用モニターで直接共有できます。テキストやブラシのアノテーションを追加して、チームとアイデアを共有できます。

撮影現場でのキー操作とグレーディング
撮影現場でリアルタイムにキーイング、コンポジット、グレーディングが可能です。

コマンドライン対応
豊富なコマンドラインサポートにより、Chaos Playerをパイプラインにシームレスに統合します。

リリースノートの確認はこちらから

価格とシステム要件

Chaos Player Windows 10+、CentOS 7+ Linux、macOS 10.15+で利用可能です。

価格は、サブスクリプションで99ドル/年です。(Pdplayerは、永久ライセンスで350ドルでした。)また、ChaosのV-Ray Collectionサブスクリプションにも含まれいます。


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