Reallusion が Blender Development Fund に正式参加

2022年1月6日（現地時間）Reallusionは、Blender Development Fund への参加を発表しました。

Reallusion が Blender Development Fund に参加
2021年の振り返り：Blenderプラグインサポート
2022年の展望：より強力な機能が登場

Reallusion が Blender Development Fund に参加

2000年に設立されたReallusionの主な製品には、キャラクター作成用のCharacter Creator（CC）、フェイシャルおよびボディアニメーション用のiClone（iC）、スキャン品質のキャラクターとAAA mocapアニメーション専用のアセットストアActorCoreがあります。

Reallusionは、Googleや株式会社カラーと同じ Corporate Silver レベルでBlender Development Fund に参加します。

Reallusionは2021年の初め、iClone、Character CreatorとBlender間の合理的なワークフローであるBlender Character Pipelineを発表しましたが、今後も両プログラムの長所を生かして全く新しい相乗効果を引き出す新機能を次々と計画していくとしています。

この参加について、Reallusion社CEOであるCharles Chen氏とBlender Foundation会長のTon Roosendaal氏はそれぞれ次のように述べています。

「Reallusionの革新的なキャラクターソリューションとBlenderの強力な編集が、最も実用的なキャラクターパイプラインであることを証明し、3Dキャラクター制作の未来に著しい違いをもたらすと確信しています。」
Charles Chen – CEO of Reallusion

「Blender Development Fundは、業界からの寄付が増え続けています。Blenderは現代の3D制作パイプラインに欠かせない存在になっています。ReallusionがこのようにBlenderのコア開発をサポートすることを決めてくれたことをとても嬉しく思います。」
Ton Roosendaal – Chairman Blender Foundation

2021年の振り返り：Blenderプラグインサポート

Reallusionは2021年、ソフトウェアをBlenderのプラットフォームと統合するために、すでにいくつかのステップを踏んでいます。Reallusionの製品と連携可能なツールとして、以下のようなCCキャラクターのインポートの自動化、iCloneアニメーションの取り込み、キャラクターリグの追加、ヘアデザインワークフローの完成に役立つBlenderプラグインがあります。

■Blender CC3Tools は、Character Creator 3 のキャラクタエクスポート時にマテリアルをインポートし、自動的に設定するためのオープンソース・アドオンです。また、このツールはBlenderの作品をCCに送り返し、カスタムブレンドシェイプ、マテリアル、メッシュアセットを提供することができます。

■ Hair Tool は、3Dカーブに基づいたヘアカードを非破壊で簡単に生成できるBlenderアドオンで、Reallusionの Smart Hair デザインに必要な機能を備えています。

■ Blenderアドオンの Auto-Rig Proを使用すると、ワンクリックでReallusionからBlenderにキャラクターを送信し、衣服やアクセサリーをすべて装着することができます。このプラグインは、BlenderでActorCoreのアニメーションを即座にレンダリングしたり、Blender AutoRig Proで新しいモーションを追加したりすることができます。

■RigiMapは、iCloneとActorCoreのモーションデータをMeta-rigged（Rigify）されたキャラクターにもたらすプラグインです。アニメーションの編集作業を楽にするだけでなく、ジェスチャーライブラリも提供し、IK/FKのベイクも可能です。

■ReallusionsのiClone 7 (IC7) Omniverse Connectorは、NvidiaのリアルタイムフォトリアリスティックシミュレーションプラットフォームによるUSDシンクでBlenderとの共同ショートフィルムプロジェクトも可能にします。