2021年12月の NVIDIA Studio Driver がリリース

CGソフト

2021年12月13日(現地時間)Nvidiaは、Studio Driverの最新アップデートをリリースしました。

NVIDIA Studioドライバは、アーティスト、クリエイター、3D開発者がクリエイティブなアプリケーションを使用する際の高いパフォーマンスと信頼性を提供しています。

12月のNVIDIA Studio Driver アップデート

新しい12月のNVIDIA Studio Driverには、Blender 3.0, Isotropix Clarisse, Cyberlink PowerDirectorなどのアップデートの最適化が含まれています。

Blender 3.0

Blender 3.0は、より応答性の高いビューポート、シャドウアーチファクトの低減、アセットに素早くアクセスできるアセットライブラリ、追加カスタマイズオプションなど多くの新機能があります。

Blender 3.0 が正式リリース!Cycles X、アセットブラウザ、ジオメトリノードの改善など
2021年12月3日(現地時間)Blender Foundationは、オープンソースの2D / 3Dコンテンツ作成ソフトウェアの最新アップデート Blende...

Blender Cyclesレンダラーは完全にオーバーホールされ、OptiXレイトレーシング用のNVIDIA RTX GPU RTコアとOptiX AIノイズ除去用のTensorコアを最大限に活用することができるようになりました。

3Dアーティストは、ビューポートレンダラーとしてCyclesで作業する際に、即座にフィードバックを得ることができます。また、マテリアルを使ったモデルレンダリングにOptiXのサポートが追加され、パフォーマンスの向上を実現しています。最新の Cyclesの状況は以下の記事でも確認して頂けます。

Blender Cycles X Project アップデート情報
2021年11月24日(現地時間)Blender 3.0リリースに搭載される Cycles X プロジェクトの最新情報が公開されました。 上記の記...

このBlender Cyclesの改善により、GeForce RTX 3080ラップトップGPUを使用した場合、MacBook Pro M1 MaxやCPU単体の場合と比較して、それぞれ約12倍、15倍の高速レンダリングが可能になります。

また、Blender 3.0では、USDファイルのインポートも追加されました。USDファイルはNVIDIA Omniverseの基盤であり、シーンを複数のクリエイティブなアプリケーションで同時に編集することを可能にします。

新しいインポーターは、USDのジオメトリ、ライト、カメラ、タイムサンプルアニメーション、プレビューサーフェスマテリアルをBlenderの表現に変換します。

Omniverse ユーザーは、 Blender 3.1 のアルファビルドにアクセスして、インスタンス化などの追加機能や、基本的な NVIDIA Material Definition Language 変換を含む USD マテリアルエクスポートの追加サポートなどの機能を試すことが可能です。

Isotropix Clarisse

Isotropix Clarisseは、セットドレッシング、ルックデベロップメント、ライティング、レンダリングに特化したインタラクティブなコンピュータグラフィックスツールセットです。

今回リリースされたClarisse 5.5 with Angieは、レンダリングを大幅に高速化し、NVIDIA RTX GPU専用のレイトレース高速化により、巨大シーンのインタラクティブなレンダリングを可能にします。

https://cginterest.com/2021/12/11/isotropix%e3%80%81%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%ac%e3%83%b3%e3%83%80%e3%83%a9%e3%83%bcangie%e3%82%92%e6%90%ad%e8%bc%89%e3%81%97%e3%81%9fclarisse5-5%e3%81%ae%e6%97%a9%e6%9c%9f%e3%82%a2%e3%82%af/

Cyberlink PowerDirector

サイバーリンクのビデオ編集クリエイティブアプリ、PowerDirectorにNVIDIA Broadcastの統合とその高度なAIツールが追加され、低照度下で撮影したビデオから粒状のノイズを除去するビデオデノイジングが可能になりました。

オーディオデノイズは、不要なバックグラウンドノイズを除去し、オーディオデリバーブは、ルームエコーを除去することができます。また、ビデオとオーディオの補正をポストプロダクションで行えるようになり、ビデオエディタのツールボックスがより柔軟で強力なものにっています。

ダウンロード

以上のクリエイティブアプリケーションに加えて、 NVIDIA Omniverse、Blackmagic の DaVinci Resolve、BorisFX Sapphire、JangaFX Embergen などの最適化が12月のStudio Driverでサポートされています。

2021年12月のNvidia Studioドライバ(472.84)は GeForce Experienceか、ドライバのダウンロードページからダウンロードすることができます。


Blender 3.0 Release Accelerated by NVIDIA RTX GPUs, Adds USD Support for Omniverse

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