2021年12月2日(現地時間)Maxonは、Cineware for Unreal プラグインのアップデートを提供開始したことを発表しました。
Cineware について
Cineware とは Maxon Cinema4D と他のソフトウェアとの連携機能を提供するプラグインです。 Cinema4Dで作成した3Dシーンを他のソフトウェアで直接使用できるようにしたり、3D建築アプリケーションで作成したデータをCinema4Dに直接読み込むことが可能となります。
Cinewareは現在、Unreal、Unity、Adobe After Effects、Illustrator、Vectorworks、ArchiCAD、Allplanなどに提供されています。
新機能
Engine 4.27用の新しいプラグインは、事前キャッシュなしでC4Dコンテンツをダイナミックにインポートしたり、Unreal エディター内でCinema 4Dのコンテンツや属性を直接変更したりできるなど、ワークフローが改善されています。
■Cinema 4Dコンテンツのインポート
Datasmith インポートがアップデートされ、キャッシュを生成することなく C4D のシーン全体を動的にインポートすることが可能となりました。これにより小さなファイルサイズで、Unreal 用のインタラクティブなプロジェクトを簡単に作成することができます。
■Unreal内でCinema 4Dコンテンツを更新
Cineware for Unreal プラグインを使用すると、Cinema 4Dファイル内の特定の属性をUnreal Engine内で直接調整できます。パネル内のテキストやその他のシーン設定を調整したり、ブループリントエディタを使用して、クリックするだけで変更が適用されたCinema 4Dファイルを再インポートできます。
■Cinewareを使って他のアプリケーションからファイルをインポート
C4Dファイルフォーマットは、Maxonの多くのパートナーに採用されています。例えば、Cinema4DはAllplan、ArchiCAD、Vectorworksのファイルを直接読み込むことができるので、DatasmithによるCinema 4Dファイルのインポートは、Unreal Engineを使用した建築ウォークスルーやビジュアライゼーションの良い出発点となります。
動作環境
高度なCinewareインポートオプションを利用するには、Cinema 4D S24 SP1以降とUnreal 4.27以降が必要です。
Datasmith C4D Import は、Unreal Engine の一部として提供されますが、各プロジェクトの Unreal Plugins リストで有効にする必要があります。
プラグインのダウンロードはこちらのページからも可能です。
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