2021年11月26日(現地時間)Otoyは、は、Octane 2022(とBrigadeBench)の最初のパブリックプレビューを公開しました。同時に、すべてのOctaneサブスクリプションに含まれる新たなコンテンツとソフトウェア、サービスの拡張を発表しました。
ここではOctaneサブスクリプションについて紹介したいと思います。Octane 2022 プレビューについては以下の記事をご覧ください。

Octaneサブスクリプションが拡大
すべてのOctaneサブスクリプションには、KitBash 3Dモデル、Greyscalegorilla Plus、LightStage MetaFace scansの年間パス、加えてWorld Creator、EmberGenFX、Architron、Sculptronのフル商用ライセンスが含まれるようになりました。
新しいサブスクリプションに含まれる機能とサービスは以下の通りとなります。
■Kitbash 3D for Octane
Kitbash3Dは、テーマ別にキットバッシングのための3Dモデルアセットコレクションを販売しています。Blender、C4D、Maya、3Ds Max、Houdiniなどの主要な3Dソフトウェア用のファイルに加え、Unreal、Unityのネイティブファイルも提供しています。
Octaneのためのカスタムメイドされた最先端の3Dアセットリポジトリ(ライブラリ)に継続的にアクセスできるようになります。
これは、KitBash ストアを通じてクーポンの引き換えで利用できるようです。
■Greyscalegorilla Plus 年間パス
Greyscalegorilla Plusは、テクスチャ、マテリアル、チュートリアル、プラグインなどにアクセスできるサブスクリプション(年間399ドル)です。主にCinema4D向けのものになるかと思います。
これは期間限定キャンペーンで、12/30まで年間サブスクリプションのみで利用できるようです。
■EmberGenFX
EmberGenは、火や煙のようなガス状の流体をシミュレートするためのノードベースのリアルタイムGPUシミュレーションツールです。

EmberGenFXの商用ライセンスは、2022年にベータ版が終了した後も、すべてのOctaneサブスクリプションユーザーに提供されます。
■World Creator
World Creatorは、GPUに対応した地形&景観ジェネレータで、2022年にOctaneに統合される予定です。
現在すべての年間サブスクリプション期間中にのみ完全な商用ライセンスが含まれていますが、マンスリーサブスクリプションでも近々利用可能になるようです。
■Architron
Architron は、Cinema4D用の高度なインテリア、エクステリア、建築ビジュアライゼーションのためのポリゴン、NURBS、ブールモデリング作成ツールです。
Architronは、もとはLWCADというCinema4D&LightWave用プラグインでしたが、今回の発表に合わせてCinema4D用のプラグインだけが、 Architron R25として発表されたようです。LightWave用のLWCAD 2020の名称はそのままですが、これもOctaneサブスクリプションに含まれるようです。
■LightStage MetaFace
LightStage MetaFaceは、OTOYのアカデミー賞を受賞したデジタルヒューマンスキャンです。これは、毎月継続的に更新される何百もの人間の顔と表情のオリジナルLightStageスキャンデータが、リトポロジーされたメッシュとともに提供されます。
■UX3D glTF Toolkit for Octane
UX3D社との共同開発により、アーティストにgltFの制作に適したオーサリングとパブリッシュツールをが提供されます。
■The Render Network
世界最大のGPUレンダリングサービスへのフルサポートと優先的なアクセス(Autodek Arnold、Maxon C4DおよびRedshiftのサポートは2022年に予定)
以上に加え、サブスクリプションには、20以上のDCC統合機能が利用できます。また、Enterprise+サブスクリプションでは、さらに無制限のネットワークレンダリングと10以上のOctaneノードライセンスが含まれています。
価格とシステム要件
Octaneの使用には、Windows / LinuxではCUDA®10対応のNVIDIA®グラフィックスカード、macOS10.15.6 +ではAMDVega / NaviGPUが必要です。
価格は(変更がなければ)、サブスクリプション形式のStudioライセンス(2GPU制限)が19.99ユーロ/月または、198.96ユーロ/年、企業向けのEnterpriseライセンスが29.99ユーロ/月または、299.04ユーロ/年、無制限のネットワークレンダリングが含まれるEnterprise / RNDR+ (Ultimate Bundle)は、479.4ユーロ/年となります。
現在、年間サブスクリプションがブラックフライデー価格となっており、Studio年間ライセンスが167.4ユーロ(約21,500円)、Enterprise年間ライセンスが239.4ユーロ(約30,700円)、Enterprise+年間ライセンスが359.4ユーロ(約46,100円)となっています。
Studio年間ライセンスは2GPU制限とはいえ、2万ちょっとでこれだけのコンテンツが利用可能となるとかなり破格です。
Octane 2022 Preview launches with KitBash 3D, Greyscalegorilla Plus and more!
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