2021年11月15日(現地時間)BorisFXは、ポストプロダクションのためのプラグインコレクションの最新アップデート Continuum 2022 をリリースしました。
Continuum 2022 新機能
このリリースでは、Particle Illusionのアップデート、6つの新しいクリエイティブエフェクトやプリセットの追加、パフォーマンスの向上がされています。
Particle Illusion Fluid Dynamics
ユーザーフレンドリーな3Dパーティクルジェネレーター Particle Illusion に fluid dynamics(流体力学)が追加されました。
既存のエミッターに、現実世界のように渦を巻いたり流れたりする有機的なパーティクルモーションをすばやく追加できます。
また、Particle Illusion 2022には、プロがデザインした20以上の新しいプリセットが含まれており、独自のカスタムアニメーションを簡単に作成できます。Library Scenes では、複数のエミッタ、フォース/流体、デフレクタ、アニメーションの位置を、1つのプリセットとして保存することができます。
さらに、サポートされているすべてのプラグインホストで最大5倍の速度を実現しており、大幅にパフォーマンスが向上しています。
大幅なスピードアップ
350以上のエフェクトで、Adobe Multi-Frame Rendering(MFR)のサポート、Apple M1のネイティブサポートによるワークフローの高速化、より完全なGPUアクセラレーションエフェクト(BCC+)の追加により、パフォーマンスの向上がされています。
MFRを使用すると最大で55%程速度が向上するようです。AfterEffectsでのスピードテストの結果がこちらから確認できます。
新しいブラーエフェクト
BCC+ Smear Blurフィルターが BCC ブラーコレクションに加わり、ピクセルをZ軸に沿って前後にスミアまたはブラーすることで、アーティスティックなブラー効果を生み出すことができるようになりました。スミア/ブラーされたピクセルをZ軸周りに回転させるユニークなオプションも利用できます。
また、再設計されたBCC+ Prismフィルターは、Smear Blurが提供するプッシュ&ツイスト効果に加えて、RGBピクセルをずらして色を分離したプリズム効果を生成することができます。
ムービールック&ゴボ
映画やテレビにインスパイアされた60以上のカラーグレード(BCC+Film Stocks)が追加され、ワンクリックで映像を「オズの魔法使い」、「E.T.」、「The Grand Budapest Hotel」、「Euphoria」、「Stranger Things」など人気のあるルックに変えることができます。
BCC+Lightでは、50種類以上のデジタルゴボのプリセットが追加され、利用可能なゴボの数は800種類以上になりました。制作コストをかけずに、さまざまなゴボをすぐに試すことができます。
トラッキングとマスキングの向上
2022年のリリースでは、Mochaの平面トラッキングとマスキングツールが100以上のBCC+エフェクトに導入され、エフェクトのトラッキングとアイソレーションが簡単にできます。
また、内蔵のPixelChooserは、フルGPU処理、シンプルなユーザーインターフェース、そして複数のトラッキングマスク形状をグラデーションやイメージマットと組み合わせてフィルタリングされたピクセルを分離することができる新しい実用的なワークフローで再設計されており、すべてのBCC+エフェクトで使用できます。

価格とシステム要件
Continuum 2021は、Mac OSX 10.14 以降、Windows 8、10で利用できます。
プラグインは、Adobe After Effects、Premiere Pro、Avid Media Composer、OFXホストのBlackmagic DaVinci Resolve、Foundry Nuke、VEGAS Pro、FCP XとMotionに対応しています。
サブスクリプションの価格は、195ドル/年または25ドル/月からです。
詳しい価格についてはこちらから確認できます
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