2021年11月12日(現地時間)Chaosは、Maya 用レンダリングソフトウェアの最新アップデート V-Ray 5 for Maya update 2 をリリースしました。
V-Ray 5 for Maya update 2
V-Ray 5, update 2では、Chaos Cosmosの統合が導入されました。他にも、V-Ray Decal、USDでのライトのサポートなどの新機能が追加されています。
■V-Ray Decal
新しいV-Ray Decalを使えば、下地のマテリアルを変更したり、UVを追加することなく、あらゆるサーフェスにデカールを適用することができます。
ステッカー、ラベル、クラック、ステイン、スクラッチなどを簡単に追加することができます。
■拡張されたUSDサポート
V-RayのライトをUSDにエクスポートしたり、USDのライトをV-Rayでレンダリングする機能により、ワークフローを向上させます。
■Chaos Cloudによるバッチレンダリング
Chaos Cloudを使用して、複数のカメラやレンダリングレイヤーを簡単にバッチレンダリングできるようになりました。
■Chaos Cosmos
増え続ける植物、木、茂みなどのライブラリを展開して、環境をすばやく構築したり、マテリアルやHDRIを利用したりすることができます。
■VFBでのブラーとシャープ
V-Rayフレームバッファに組み込まれた新しいブラーとシャープのレイヤーを使用すると、、レンダリングのディテールを調整し、さらにアーティスティックなコントロールが可能です。また、画像処理のバッチ処理で時間を節約できます。
■その他
- ヘアの改善:アップデートされたV-Ray Next Hair Material.により、ブロンド、グレー、ホワイト、その他の明るいヘアカラーをより正確にレンダリングできます。
- 強化されたV-Ray Curvature texture:最新のV-Ray Curvatureテクスチャの改良により、凸部と凹部を個別にコントロールできるようになりました。また、バンプマップを無視できるようになったことで、曲率マスクがより正確になりました。
- 拡張されたV-Ray Dirt:V-Ray Dirtの新しい高度なオプションにより、ウェザリング効果をより正確にコントロールできるようになりました。
- ライトボリューメトリックコントリビューション:新たに追加された照明コントロールにより、個々のライトが周囲の環境フォグをどれだけ照らすかを簡単に調整できます。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
V-Ray 5 for Maya update 2は、Windows 8.1またはWindows 10 Pro で動作する Maya 2018 – 2020、Windows 10 Proで動作する Maya 2022(64ビット)で利用できます。詳しいシステム要件はこちらから
価格は、サブスクリプションライセンスが10340円/月、60940円/年または155630円/3年、永久ライセンスが153160円となります。
また、V-Ray 5 for Mayaは、Chaosのすべての製品が含まれたV-Ray Collectionの一部としても利用できます。
価格の確認はこちらから
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