Modo 15.2 がリリース、モデリングの新機能、レンダーブーリアンの追加など

CGソフト

2021年11月9日(現地時間)Foundryは、3Dモデリング / テクスチャリング / レンダリングツールセットの最新アップデート Modo 15.2 をリリースしました。

Modo 15.2 新機能

15シリーズの3つ目で最後のリリースとなるModo 15.2は、2021年に行われたワークフローと制作の取り組みを完成させるものとなっています。

ダイレクトモデリング

■Primitive Slice と Slice Effectorを使ったメッシュ上のジオメトリ作成

Primitive Sliceは、Modoのカーブモデリング機能をさらに向上させます。カーブやプリセットを使ってジオメトリをスライスして生成する新しい方法です。

プリミティブシェイプをジオメトリにスライスしたり、スライスエフェクタを使ってプロシージャルツールのバリエーションを活用する場合には、深さを制御してブーリアンエフェクトを作成することもできます。

■エッジに頂点を追加

Edge Subdivideは、選択された各エッジを複数のエッジに分割することができ、エッジに沿った頂点の追加が容易になります。これは、トポロジーの修正や改良を素早く行うのに非常に便利です。

プロシージャルモデリング

■ウェイト付きエッジを使用したMeshFusionでの正確なベベルの作成

15.0では、Mesh Fusionのワークフローが完全に見直されました。15.2ではさらに、フュージョンの選択モードが廃止され、変更したい要素を選択するだけで、必要な情報が得られるようになりました。

■Geodesic Distance Modifierで複雑なパターンを作成

Geodesic Distance Modifierを使用すると、2点間の距離を求め、サーフェス上の2点間のパスをトレースすることができます。これにより、複雑なパターンの生成が可能になります。

■選択スタックを使って回路図(Schematic)ビューポートを整理

15.1でMeshOp Stackノードが追加されましたが、15.2では、選択操作にもこの機能が追加され、スタックとノードグラフの関係をアーティストにわかりやすく伝えられるようになりました。

レンダリング

■mPathを使ってレンダリング時にブーリアンエフェクトを作成

mPathは、Foundryの新しいハイブリッド・パストレース・レンダラです。15.2では、Render booleansが追加され、製品やグラフィックのビジュアライゼーションのための断面図の作成が非常に簡単になりました。

mPathでマテリアルをブーリアンサブトラクション(boolean subtract)として割り当てることで、特別なアイテムを作成したり、メッシュを物理的に変更することなく、レンダリング時にメッシュに穴を開けることができます。

ユーザーエクスペリエンス

■Assembly Presetsでプリセットを簡単に共有

新しいアセンブリプリセットワークフローは、作成プロセスが簡素化され、プリセットの共有を簡単に行えるようになっています。

プリセットがパッケージ化され、画像などの関連コンテンツがプリセットパッケージに含まれるようになり、他のアーティストにプリセットを渡す際、必要なコンテンツが揃っているかどうかを確認することができます。

また、新しいプリセットシステムでは、シーン内にアセンブリが自動的に作成され、プリセットとアセンブリの関係がより密接になりました。アセンブリは、スケマティックアセンブリのすべての要素を公開する必要がなくなりました。

機能強化

■スクリプトエディタのQOLの向上

スクリプトエディタとスケマティックビューポートには、スクリプト作成やナビゲーションをより快適にするための多くの改良が加えられています。 「Convert Instances to Replicas」では、インスタンスとレプリカの切り替えが容易になっています。

■AVP Progressive Mode によるレンダリング品質の高いプレイブラストの作成

Playblast Advanced Viewport Progressiveノードにより、ビューポートプレイブラストを作成する際に、プログレッシブアンチエイリアシングを活用することができます。

■インポートされたテクスチャをPBRワークフロー用に素早く設定

PBRローダーは、インポートされた PBR テクスチャを、すでに正しいポリゴン タグを持つグループに自動的に追加することができます。

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価格とシステム要件

Modo 15.2 は、macOS 10.14.x、10.15.x、11.x (64ビットのみ)、Windows 10(64ビットのみ)、Linux 64ビットオペレーティングシステム (CentOS/RHEL 7.6+)で利用することができます。

価格は、個人向け1年間のメンテナンス付きの新規永久ライセンスが1,909ドル(なぜか現在表示されていません)、メンテナンスは440ドル/年です。サブスクリプションライセンスは、659ドル /年または 65ドル /月となっています。教育向け、企業向けのライセンスも用意されています。

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