DeNoise AI v3.3 がリリース、新しいRAWモデル、比較表示の改善など

CGソフト

2021年9月29日(現地時間)TopazLabは、ディープラーニング技術を使用したノイズ除去ソフトウェアの最新アップデート DeNoise AI v3.3 をリリースしました。 このリリースに合わせてセールも開催されています。

DeNoise AI v3.3 新機能

このリリースでは、新しいRAWモデルの導入、比較表示の改善、DNGのサポート強化などが行われています。

新しいRAWモデル

RAWモデルは、アーチファクトが少なく、エッジのディテールがより鮮明な、よりクリーンな結果が得られるように構築されています。各RAWファイルには、カメラが書き込んだオリジナルのセンサーデータがすべて含まれており、DeNoise AIはそのすべての情報を活用して、可能な限りクリーンな結果を得ることができます。

新しいRAWモデルを開発した理由と、写真編集のワークフローについてはこちらの記事で(英語)で詳しく説明されています。次の動画では新しいRAWモデルの動作を確認することができます。

比較ビューの改善

DeNoise AIで最も使用されている機能の1つ比較ビューが改善され同じ、モデルを様々な設定で比較することができるようになりました。

例えば、「Severe Noise」のモデルを、ノイズリダクションとシャープネスのスライダー値を変えて比較することが比較ビューを使えば簡単にできます。

また、これまでオリジナル版の写真を表示していた左上の4つの領域を引き継ぐことができる新しいトグルを作成されたことにより、4つの象限すべてをカスタマイズして、思い通りの表示にすることができます。

アップデートされた Low Light v3 モデル

Low Light AIモードがアップデートされバージョン3になりました。このモデルでは、v2モデルよりもディテールの再現性が向上し、カラーノイズの除去も大幅に改善されています。また、画像の平坦な部分に発生する残像ノイズが大幅に減少しています。

DNG保存プロセスの更新

DeNoise AIでDNGファイルを保存した場合、元のファイルと比較して、より高い色精度の画像が得られるようになりました。また、DNGファイルを保存する際のEXIFメタデータの扱いも改善されています。

新しい提案型モード

どのモデルが自分の写真に適しているのか、すぐに判断するのは難しいものです。そこで、新たに「おすすめモード」を搭載されました。

DeNoise AIに画像を読み込ませると、写真の性質を分析して最適なモデルが自動的に選択されます。「変更」ボタンをクリックすると、選択されたモデルを無視して別のモデルを選択することができます。

パフォーマンスの向上と多数のバグフィックス

パフォーマンスが低下する最も一般的な原因の一つに、「DeNoise AI」の環境設定で理想的なAIプロセッサーのオプションを選択していないことがあります。コンピュータに強力なGPUが搭載されている場合、デフォルトのAIプロセッサー設定が “CPU “になっていると、最大のパフォーマンスが得られません。

DeNoise AI v3.3では、新しい「自動」オプションが追加され、デフォルトになりました。このオプションは、使用しているコンピュータのハードウェアと選択したモデルに基づいて、理想的なAIプロセッサの設定を自動的に選択します。

また、AIエンジンは全体的に改良され、より高速なパフォーマンスを実現します。他にもファイルを開く際の処理方法の改善やメモリーリーク問題の修正が行われています。

すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

DeNoise AIは、64bit Windows8 以降、macOS 10.13以降で、スタンドアロンアプリケーションまたはPhotoshopとLightroomのプラグインとして利用できます。

価格は、79.99ドル(約8900円)です。

セール情報

2021年10月15日(現地時間)までセールが行われており、25%オフの59.99ドル(約6600円)となっています。


Denoise AI ウェブサイトへ

DeNoise AI v3.3 – New RAW model, improved Comparison View, and better DNG support

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