Red Giant Trapcode 17がリリース、VFX Suite 2 にはマズルフラッシュジェネレータ「Bang」が追加

プラグイン

2021年9月14日(現地時間)Maxonは、Maxon One製品のほぼすべてのアプリケーションに対するアップデートを発表しました。

Cinema 4D R25とTrapcode Suite 17には重要な新機能が追加され、VFX Suite 2には先日買収したマズルフレアジェネレータであるBangの追加、Redshift RTの導入、そして複数の製品に必須の互換性関するアップデートが行われています。

この記事では Red Giant の新機能について紹介します。

Red Giant の新機能

Trapcode 17

■Particular

Trapcode Particularは、コンポジションにパーティクルを追加することができるAfter Effects用プラグインです。有機的な3Dパーティクルエフェクトや複雑なモーショングラフィックスのエレメントを作成することができます。

FormシステムをParticularに組み込むことで、ParticularとFormを同じ3D空間で扱えるようになりました。また、On Predator/Prey ContactとTeam Designationsの追加によるFlockingシミュレーションのアップグレードや、Designerでのシステム管理機能の改善も行われています。

■Form

Trapcode ParticularのFormシステムは、After Effectsで3Dパーティクルグリッドやオブジェクトを作成することができる機能です。

FormとParticularの間のギャップをなくすために、ヌルの作成、カラーのランダム、Zバッファ、3Dレイヤーとの連携など、Particularの便利な機能が導入されました。

上記の新機能を含むTrapcodeのすべてのツールがAdobeのマルチフレームレンダリングをサポートしています。

すべてのTrapcodeのアップデート内容の確認はこちらから

VFX Suite 2

VFX Suiteは、キーイング、トラッキング、クリーンアップ、ビジュアルエフェクト合成をAfter Effects上で行うことが可能になるツール群です。

VFX Suite2では、プロシージャルな3Dマズルフラッシュを作成するツール「Bang」が追加されました。また、Primatte KeyerはApple Metal GPUアクセラレーションに対応しました。

■3Dマズルフレアジェネレータ「Bang

新しく追加されたBangプラグインは、プロシージャルな3Dマズルフレアジェネレータで、映像にマズルフラッシュをすばやく簡単に追加できます。前回の公開バージョンからいくつかの改良が加えられ、ビジュアルクオリティとユーザーエクスペリエンスの両方が向上しています。

Bangは、位置、形状、色、減衰、持続時間など、マズルフレアのルックを完璧にコントロールできます。最近の機能強化としては、よりリアルなグロー、ヒートブラー、エイジコントロールの改良があります。

Bangウェブサイトへ

Magic Bullet 15 と Universe 5

Magic Bullet 15

Universe 5 は、Adobe After EffectsがマルチコアCPUを利用して並列にレンダリングを行う機能であるマルチフレームレンダリング(MFR)に対応しました。*Denoiserは、本リリースではアップデートされていません

また、Magic Bullet 15では、Apple Silicon搭載のMacとの互換性と最適化も行われ、Cosmo、Mojo、Film、Renoiserは、AppleのMetal Graphics APIを利用して、Macでの最適なGPUパフォーマンスを実現しています。

価格とシステム要件

Red Giant製品のシステム要件はこちらから確認することができます。

Red Giantのすべての製品が含まれるRED GIANT COMPLETEは、79,200円/年または11,000円/月です。

RED GIANT COMPLETEは、Maxon製品をすべてセットにしたバンドルMaxon Oneにも含まれています。Maxon Oneの価格は、156,200円/年または19,800円/月です。


Maxonの秋のリリースで、豊富な機能と互換性を提供

Red Giantウェブサイトへ

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