2021年8月23日(現地時間)VFXスタジオであるWeta Digitalは、パートナーであるSideFXと共に、Houdiniアプリケーション内にWetaの独自ツールを組み合わせた新しいソフトウェアサービス「WetaH」を発表しました。
これは6月に発表されたWetaMに次ぐ、Weta Digitalの2つ目のソフトウェアサービスということになります。

WetaHは、Weta Digitalの長年にわたるHoudiniの研究開発への取り組みを、ユーザーコミュニティ全体に提供するものであり、マルチフィジックスソルバー「Loki」や高性能コンピュートパラダイムなどのHoudiniワークフローの統合・拡張機能が含まれています。
Weta Digital社のCEOであるPrem Akkaraju氏は、次のように述べています。
「SideFX社とのパートナーシップは、クラウドサービスのビジョンを実現するために不可欠なものでした。業界は分散型アーキテクチャに移行しつつあり、我々のクラウドサービスモデルは高価な技術的障壁を減らし、Houdiniのノードベースのプロシージャルワークフローの自然な強さと市場での総合的な地位をさらに高めることができるでしょう」
また、SideFXの製品開発担当副社長であるCristin Barghiel氏は、
「新世代のHoudiniアーティストにとって、今はとてもエキサイティングな時期です。Weta Digitalの先見の明とパートナーを組むことで、Houdiniのプロシージャルワークフローの効率性と洗練性を、可能な限り多くのアーティストに提供することができます。今では小規模なスタジオでも、VFXをはじめとする制作現場で証明されたツールにすぐにアクセスできるようになります。」
WetaHは、WetaMとともに、グローバルなエンターテインメント業界のアーティストにプロ用およびプロシューマー用のツールを提供するWetaのソフトウェアサービスの一つとして、第4四半期にプライベートベータ版が開始される予定となっています。
WetaH ウェブサイトへWETA DIGITAL JOINS FORCES WITH SIDEFX TO OFFER CLOUD PRODUCTION WITH HOUDINI SOFTWARE
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