NVIDIA、Ampereアーキテクチャ採用プロ向けワークステーションGPU「RTX A2000」 を発表

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2021年8月10日(現地時間)NVIDIAは、Ampereアーキテクチャ採用をしたプロ向けワークステーションGPU RTX A2000 を発表しました。

RTX A2000 の特徴

新しい「NVIDIA RTX A2000」は、プロフェッショナル向けのロープロファイル、デュアルスロットGPUです。Nvidiaの製品の中でも最もコンパクトで電力効率に優れたGPUであり、標準的なワークステーションからスモールフォームファクタのワークステーションまで幅広く対応しています。日常的なワークフローのために設計されており、プロフェッショナルは、フォトリアリスティックなレンダリングを開発したり、物理的に正確なシミュレーションを構築したり、AIで加速されたツールを使用したりすることができます。

また、このGPUは、6GBのメモリ容量を持ち、エラー訂正コード(ECC)によりデータの整合性を保つことで、妥協のないコンピューティングの精度と信頼性を実現しており、特にヘルスケアや金融サービスの分野でメリットを発揮します。

NVIDIA RTX A2000は、最新世代のRTコア、Tensorコア、CUDAコアと、6GBのECCグラフィックメモリを組み合わせ、幅広いシステムに対応できるコンパクトなフォームファクターを実現しており、次のような最新のRTXテクノロジーが含まれています。

  • 第2世代RTコア:あらゆるプロフェッショナルなワークフローに対応するリアルタイムレイトレーシング。RTXをオンにした場合、前世代と比べて最大5倍のレンダリング性能を発揮します。
  • 第3世代のTensorコア:AIを活用したツールやアプリケーションを可能にするGPUアーキテクチャで利用可能。
  • CUDAコア:前世代のFP32スループットの最大2倍で、グラフィックスおよび計算ワークロードを大幅に向上。
  • 最大6GBのGPUメモリ: NVIDIAが2000シリーズGPUで初めてECCメモリを実現したECCメモリをサポートし、エラーのないコンピューティングを実現します。
  • PCIe Gen 4: 前世代に比べて帯域幅が40%以上向上し、スループットが2倍になったことで、GPUの内外のデータパスが高速化。
NVIDIA RTX A6000NVIDIA RTX A5000NVIDIA RTX A4000NVIDIA RTX A2000
アーキテクチャAmpereAmpereAmpereAmpere
CUDA コア107528,1926,1443,328
Tensor コア336256192104
RT コア 84644826
メモリ48GB GDDR624GB GDDR616GB GDDR66GB GDDR6
メモリ帯域幅768 GB/s768 GB/s448 GB/s288 GB/s
メモリバス284-bit384-bit256-bit192-bit
NVLINK××
TDP300W230W140W70W

次の動画は、NVIDIA RTX A2000 を搭載したPCでAdobe PhotoshopのAIを活用した機能Neural Filtersを使用したデモ動画となっており、RTX A2000の動作を確認することができます。

「NVIDIA RTX A2000」は、ASUS、BOXX Technologies、Dell Technologies、HP、Lenovoなどのメーカーや、NVIDIAの世界的な販売パートナーから、10月よりワークステーションに搭載される予定です。


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