2021年8月5日(現地時間)Serifは、 Affinity suite の最新アップデート、Affinity Designer、Photo、Publisher 1.10 をリリースしました。このアップデートは既存ユーザーには無料で提供されます。
Affinity 1.10 新機能
このリリースでは、ソフトウェアのコアに改良が加えられており、Mac、Windows PC、iPad すべてのプラットフォームでパフォーマンスが向上しています。一部の作業においては最大で10倍も高速しているとのことです。
■Affinity Publisher
Affinity Publisherのメモリ管理を全面的に見直したことにより、数千ページ、数GBのリンク画像を含む大規模なドキュメントでも、瞬時の読み込み、スムーズなライブ編集、ドキュメント全体での超高速スクロール、パン、ズームが可能になりました。
■Affinity Photo
Affinity Photoでも、パフォーマンス面で大幅な改善が行われています。その中でも特に重要なのは、Affinity Photoの特徴である非破壊的なワークフローを維持しつつ、レイヤーをブレンドする際の効率性を向上させたことです。
また、何百ものピクセルレイヤーやベクターレイヤー、フィルターエフェクトなどの複雑なスタックを構築した後でも、フルレイヤースタックを維持したまま、スムーズな編集スピードを確保するためのオプションも導入されています。
■Affinity Designer
Affinity Designerのレンダリングエンジンは、数十万のオブジェクトが含まれる可能性のある非常に複雑なドキュメントでも、従来の最大10倍の速さでレンダリングできるようになっています。
以上の基本的なパフォーマンスの向上に加え、Affinity PublisherでのIDMLの読み込みが最大で4倍、テキストフローの速度が約2倍になり、その他にも一連の調整や安定性の向上が図られています。
各OSでの最新のリリースノートはこちらから確認することができます。
価格
Affinity Designer、Photo、Publisher 1.10 はサブスクリプションなしの買い切り価格でそれぞれ、Mac OSとWindows版が6,100円、iPad版は2,440円です。
既存のユーザーの方は、無料でダウンロードすることができます。
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