2021年7月29日(現地時間)Autodeskは、3Dアニメーションソフトウェアの最新アップデート Maya 2022.1 をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、新しいオンボーディング体験、インタラクティブなチュートリアル、探しているものがすぐに見つかる総合的な検索ツールなど、Mayaをより使いやすく、学びやすくするため改善が中心に行われています。
新しいアプリケーションホーム
Mayaを起動すると、新しいウェルカム画面が表示され、新しいプロジェクトを開始したり、既存のプロジェクトにアクセスしたり、新着情報を閲覧したり、さまざまな学習コンテンツを見つけることができます。コミュニティに参加してインスピレーションやサポートを得ることもできます。Getting Startedタブでは、新しいインタラクティブなチュートリアルやクイックツアーが用意されており、10分以内にMayaのUIや重要なツールを理解することができます。
インタラクティブなチュートリアル
クイックツアー
検索機能
新しい検索機能を使用すると、テキストフィールドに名前を入力するだけで、ツール、コマンド、シーンオブジェクトを簡単に見つけることができ、時間を節約することができます。
ホットキー「Ctrl+F」を使ってこの機能にアクセスすると、オブジェクトを選択する「Select」や、コマンドを実行する「Python/Mel」など、検索の代替モードを切り替えることができます。検索エンジンはキーワードマッチを使用して、検索に関連する結果を返します。
また、ツールやコマンドに独自のキーワードを追加することもできるので、ワークフローのカスタマイズが容易になります。
以上の新機能は次の動画で確認することができます。
カスタマイズされたインタラクティブなチュートリアルのためのオープンフレームワーク
Viewcubeの復活
Viewcubeが復活しました。Viewcubeは、画面上の3Dナビゲーションエレメントで、シーンビューを素早く切り替えたり、3Dシーンに対する現在のカメラビューをフィードバックしたりすることができます。
ハイライトされた部分をクリックすると、あらかじめ設定された角度にカメラを回転させることができ、ドラッグするとカメラを回転させることができます。また、いつでもすぐに戻れるデフォルトビューを設定することもできます。
コンポーネントタグのオプション追加
コンポーネントタグに新しい機能が追加され、タグのメンバーシップをより細かくコントロールできるようになりました。
- コンポーネントタグのテーブルで複数のタグをCtrlとShiftで選択して、タグのグループに同時に機能を適用できるようになりました。
- 右クリックメニューのマージオプションで、選択したコンポーネントタグの内容から新しいコンポーネントタグを作成することができます。
- 右クリックメニューのConvertオプションでは、コンポーネントの種類を変更することができます(例:EdgesからFaces)。
- 右クリックメニューのDuplicate(複製)では、コンポーネントタグを複製することができます。
デフォーマのアップデート
Maya デフォメーションツールに、新しい減衰と、デフォーマ減衰カラーランプのオプションが追加されました。
メッシュをスイープ(Sweep Mesh)の新しいオプション
メッシュをスイープ(Sweep Mesh)ツールに新しいオプションが追加され、カーブごとに単一のクリエータ ノードを使用するか、複数のクリエイタ ノードを使用するかを選択できるようになりました。
Maya 2022.1には、この他にも新機能や修正があります。
リリースノートはこちらから
価格とシステム要件
Maya2022は、Windows 10、Linux RHEL / CentOS 8.2 , 7.6-7.9 とmacOS10.13以降で利用することができます。
価格はサブスクリプション形式のみで、34,100円/月(税込)、272,800円/年(1か月あたり22,734円)、737,000円/3年(1か月あたり20,473円)
また、条件にあてはまる方はIndieライセンスを購入することが可能です。価格は40,700円/年です。より詳しい情報は以下の記事をご覧ください。

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