2021年6月22日(現地時間)Unity は、3D データの準備と最適化のためのソフトウェアプロバイダーPixyz Software の買収を発表しました。
Pixyz Software について
2018 年に Unity とは提携関係を結んだ PiXYZ は、Unity でのリアルタイム体験を制作するための大規模な 3D CAD、点群、およびメッシュモデルを簡単にインポートして最適化できるソリューションを提供しています。
Unity を利用しているさまざまな業種のユーザーは、PiXYZ を使用することで、幅広く利用されているデザインツールやファイルフォーマット(Pixyz は、Autodesk Alias、AutoCAD、Inventor、VRED、CATIA、SOLIDWORKS、Creo、Siemens NX などの一般的な 3D ソフトウェアツールのフォーマットを含む、35 以上の 3D ファイルフォーマットをサポート)からデータを準備することができます。
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買収による顧客への影響
この買収により、Pixyz 社が提供するワールドクラスのデータ準備・取り込みツールが、正式に Unity の製品エコシステムの一部になり、ゲーム業界向けにPixyz は、Unity に統合された完全なワークフローで LOD ソリューションを構築し、アセット生成とランタイムへの統合の管理を容易にします。
Pixyz 製品は従来通り、個別のサブスクリプションが必要となりますが、その価格は従来通りで、顧客は Pixyz や Unity の販売代理店やウェブサイトを通じて購入することができます。現在、ユーザーが Pixyz の製品にアクセスするためには個別のサブスクリプションが必要ですが、将来、すべてのUnity ユーザーが使用できるようになる可能性もあるようです。
中長期的には、ユニティはPixyz社の優秀なチームと協力して、ゲーム業界や産業界のニーズを満たすために、エディターや他のユニティのデータ・プラットフォームに統合されたワークフローや、大量の自動処理のためにPixyzにアクセスする新しい方法など、より多くのお客様の特定のニーズに対応するソリューションを提供することが計画されています。
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