2021年6月10日(現地時間)Live2Dは、 2Dアニメーション作成ツールの最新アップデート Cubism 4.1 をリリースしました。アルファ版やベータ版から新規機能と軽微な不具合修正が追加されているようです。その他にも Cubism 4 AE Plugin R4 などのアップデートなどもリリースされています。
Cubism 4.1 新機能
この最新リリースでは、ストロークによるメッシュ割り、一時変形ツール、変形ブラシなど多くの新機能があります。2つの新機能紹介動画が公開されています。
■ストロークによるメッシュ割り(β)
メッシュ編集モードにストロークでメッシュを作成する機能が追加されました。
キャンバスをドラッグすることでパスが作成され、そこからメッシュを作成することができます。
メッシュ割りしたい箇所をなぞるように操作することで、アートメッシュのポリゴンを分割していきます。
■一時変形ツール
選択されているオブジェクトをより便利に変形させることができる一時変形ツールが追加されました。
頂点を持つオブジェクトに対して行えるので、デフォーマに対しても変形を行うことができ、
選択した頂点部分のみを変形させることができます。
また、モデルデータ構造に変更を生じないためフォームアニメーション(FA)で使うこともできます。
■ストロークでアートパスを作成/編集
ストロークに合わせてアートパスを作成・編集する機能です。
ペンタブ等で描いたストロークに合わせて、キャンバスに直接描くような操作でアートパスを配置できます。
■変形ブラシ(β)
アートメッシュやアートパス、ワープデフォーマの形状をブラシで直感的に変形させることができるツールです。オブジェクトを選択し、変形したい箇所をドラッグすると変形できます。
■タイムラインの改善
ドープシートとグラフエディタを大幅に改善されました。主にグラフエディタのベジェ曲線の編集に大きな修正を入れています。
■オニオンスキン
Cubism4.0よりbeta版として提供されていたオニオンスキンの機能が正式版としてリリースされました。設定項目が大幅に追加されているほか、機能へのアクセスなど使いやすさの面でも改善がされています。
■シーントラック
シーントラックは、別のシーン内にトラックとして配置する機能で、シーンを素材として用いたり、複数のシーンを繋げてアニメーションを作成したりすることができます。このシーントラックは入れ子状態にすることも可能です。
また、シーントラックでは、タイムリマップを適用することで、参照するシーンの再生を、速くする・遅くする・逆再生・イージングなどの効果をつけることや、作成したシーンをシーントラックとして配置し、タイムリマップを適用することで、全体的な動きのタメ・ツメを調整することができます。
さらに、シーントラックにはリピート機能があり、参照するシーンを繰り返し再生することができます。単純なエフェクトや画面スーパーなど、短いシーン素材を繰り返して表示したい場合に利用できます。
■シーンインポート
他のアニメーションファイルから、シーンの一部またはすべてをコピーして追加する機能です。
モデルや画像ファイルなどの素材の参照情報も、必要に応じてコピーします。
Cubism 4 AE Plugin R4
その他のアップデート
- Cubism 4 SDK for Native R3
- Cubism 4 SDK for Web R3
- Cubism 4 SDK for Unity R3
- Cubism 4 Viewer for Unity 1.4.5
価格とシステム要件
- 単月プラン:¥2,288(税込)/月
- 年間プラン:1年目¥15,708(税込)/年(1ヶ月あたり ¥1,309(税込))2年目から割引が適用。
- 3年間プラン:¥40,392(税込)/3年
- 単月プラン:¥10,582(税込)/月
- 年間プラン:1年目¥72,600(税込)/年(1ヶ月あたり ¥6,050(税込))2年目から割引が適用。
- 3年間プラン:¥40,392(税込)/3年
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