2021年5月18日(現地時間)Lightmapは、ライティングデザインツールの最新アップデート HDR Light Studio – Xenon Drop 3 をリリースしました。
新機能
このリリースでは、Motion Blurフィルターの追加やCinema 4D コネクションのアップデートなどがされています。
Motion Blur
HDRI照明にリニアモーションブラーを追加することができるMotion Blurフィルターが追加されました。HDRキャンバスをクリックして方向を選び、ブラーの長さを設定するだけで簡単に使用することができます。
HDR Light StudioのMotion Blurを使えば、以下のことが可能です。
- HDRIマップにリニアモーションブラーを簡単に追加。
- 編集したHDRIマップにモーションブラーを加える。
- 静止した照明デザインにモーションブラーを加えることができます。
- 静止したHDRIマップに動くオブジェクトを追加。
- マスキング/アルファを使用してマップの特定のエリアにモーションブラーを加える。
以上のMotion Blur の使い方を紹介する3つのビデオチュートリアルが追加されています。
新しいCinema 4Dコネクション
Cinema 4D用のHDR Light Studio Connectionは、新しいAPIに更新されました。これにより、HDR Light Studioを使用する際に、より応答性が高くなり、HDR Light Studioでライトを移動させてからCinema 4Dのインタラクティブレンダリングでこのアップデートを確認するまでの遅延が減少しました。
■その他の改善点
- V-Ray5のサポート。
- Cinema4Dプロジェクトを切り替えるとHDRLight Studioは開いたままで、照明をロードします。
- Takesシステムと互換性のある単一のCinema4Dプロジェクトで複数のHDRLightStudioプロジェクトを切り替えます。
- Arnold、Redshift、V-Ray、Octane用のエリアライトスプレッド/ディレクショナルコントロールの追加
- ユーザーインターフェースの表示が分かりやすくなりました。
- 接続パネルを非表示にしても、照明の更新が停止しなくなりました。
- Logging はCinema4DネイティブLoggingに移動されました。
また、新しいCinema 4D接続のリリースに伴い、新しいクイックスタートトレーニングビデオが作成されました。さらに、デモCinema 4Dプロジェクトファイルを用意されています。Arnold、Corona、Octane、Redshift、V-Ray、Phyiscalのレンダリング用に別々のファイルが用意されています。
デモファイルのダウンロードはこちらから
ユーザーインターフェイスのアップデート
■キャンバス上でのリアルタイムのライト移動
キャンバス上でライトを移動すると、HDR Light Studioレンダービューがリアルタイムで更新されるようになりました。
■エリアライトコントロール
ライトのプロパティパネルにあるエリアライト特有のコントロールが移動し、エリアライトのチェックボックスの隣にグループ化されました。テキストラベルは、ライトリストでエリアライトに使用されている黄色と一致しています。多くのユーザーがエリアライトの機能を見落としています。そのため、見つけやすく、使いやすくなりました。
価格とシステム要件
HDR Light Studio Xenon Drop 3は、Windows 7以降、macOS 10.12以降、Linuxで利用できます。
接続プラグインがさまざまなDCCとCADツールで使用できます。サポートされているバージョンとHDR Light Studio機能の一覧は、こちらから
価格は、年間収益10万ドル以下で利用できる Indieライセンスは年間サブスクリプションのみで95ポンド(約15000円)。Proライセンスには年間サブスクリプション、永久ライセンス、マルチユーザー年間サブスクリプションがあり、それぞれ、295ポンド(約45,000円)、885ポンド(約137,000円)、650ポンド(約100,000円)となっています。
他にもVRED、DeltaGen、Patchwork3DコネクションへのアクセスができるAutomotiveライセンスもあります。
詳しいライセンスの価格はこちらから確認してください。
HDR Light Studio の体験版ダウンロードはこちらから
コメント