クラウドベースのデジタルヒューマン作成アプリ MetaHuman Creator の早期アクセスが開始!

CGソフト

[2021年11月23日更新]これは以前の記事を更新したものですMetaHuman Creator 0.5.0が利用可能になりました。更新部分へ

2021年4月14日(現地時間)Epicgamesは、今年の2月に紹介していた

「MetaHuman Creator」アプリケーションのアーリーアクセスを開始しました。また同時に、BridgeとMegascansがアップデートされ、MetaHumanキャラクターのプリセットが追加されています。

MetaHuman Creator のアーリーアクセスが開始

忠実なデジタルヒューマンを数分で作成できるクラウドベースのアプリ「MetaHuman Creator」のアーリーアクセスが開始されました。MetaHuman Creator については以下の記事をご覧ください。

リアルなデジタルヒューマン作成が簡単に!MetaHuman Creator のスニークピークが公開
EpicGamesは2021年2月10日、デジタルヒューマン作成ツール MetaHuman Creator のスニークピーク動画を公開しました。 MetaHu...

アプリを使用するにはリクエストが必要となっています。クラウドベースのアプリケーションのため、 応募者からのアクセス追加は徐々に行う必要があるようです。申込みから数日以内に利用できるようにすることを目指しているとのことです。

MetaHuman Creator アーリーアクセスのリクエストはこちらから

以下の動画ではこのツールを開発したチームのメンバーが、何年もかけてこの技術を作り上げるために何がインスピレーションになったのかなどについて語っています。

MegascansにMetaHumanキャラクタープリセットが追加

MetaHuman Creator アーリーアクセス開始にあわせて、50種類以上のMetaHumanキャラクタープリセットが利用可能になりました。

BridgeとMegascansサイトの両方で、左のナビゲーションパネルにあるMetaHumansタブからMetaHuman Presetsにアクセスでき、ダウンロードおよびエクスポートが可能です。

MetaHumanのキャラクターは、U AssetとSource Assetの両方のファイル形式で提供されています。ダウンロードしたキャラクターは、Bridgeのワンクリックエクスポート機能を使って、Unreal EngineやMayaにシームレスにエクスポートすることができます。

すでにMetaHuman Creatorアプリにアクセスしている場合は、Bridgeを使用して、カスタムしたデジタルヒューマンをダウンロードしてエクスポートすることもできます。

MetaHumanウォークスルー

MetaHuman Creator のアクセス許可がされました。だいたい申請してから1日くらいでした。

アーリーアクセスでは、このツールにアクセスするたびに、1時間のセッションが付与されるとのことです。セッション終了後、次のセッションをリクエストすることができますが、全員に対応できるようにするために、待つ必要がある場合があります。すべての作業が保持されるので、戻ってきたときに前回の続きから始めることができます。

はじめて触ってみたので少し行ったり来たりしていますが、とりあえず、ひと通り触ってみました。

歯カスタマイズや非対称の顔の作成もできます。使用方法に気づくのが少しかかりましたが、複数のプリセットをかけ合せて調節できるブレンドモードもあります。

作成したモデルはBridgeからAutodesk Mayaにエクスポートして編集できますが、Unreal Engine 以外でMetaHuman を最終コンテンツとして利用することはできないようです。

最高の結果を得るために、Windows の場合は Google Chrome、Microsoft Edge (Chromium)、 Firefox、macOS の場合は Google Chrome、Safari、Firefoxで MetaHuman Creator を実行することが推奨されています。

[11/23更新 ]MetaHuman 0.50 がリリース

2021年11月18日(現地時間)MetaHuman Creatorがアップデートされ、バージョン0.5.0がリリースしました。初期リリース以来の最初のアップデートということになります。

今回のアップデートでは、カスタマイズオプションの追加、照明プリセットの追加、リギングやベイキングの改善などが行われています。以下がアップデートリストになります。

■新機能リスト

  • ヘアー
    • 髪の色の選択で赤い色相の範囲の拡大。
    • 髪を染めることができるようになりました。
    • LODを欠いていたヘアスタイルのLODを追加しました。
  • UI
    • 髪、メイク、衣服の色を選択するときのカラープリセットのサポートが追加。
    • スカルプトマーカーの外観が更新され、見やすくなりました。
    • 「Body type」セクションの名前を「Proportions」セクションに変更。
  • 頭のプロポーション
    • 頭のサイズを小さくしたり大きくしたりする機能が追加。
  • 照明シナリオ
    • 6つの照明プリセットシナリオが追加。
  • 化粧
    • ファンデーション、コンシーラー、チークのオプション追加。
  • ボディリグ
    • ハンドリグの改良
    • つま先の動きに対応したリグ(toe rigs)が追加。
    • 最新の変更を反映してMayaソースアセットが更新されました。
  • 衣類
    • ショーツのスキニングアップデート
  • プリセット
    • ボディリグとヘアカラーの改良に合わせてプリセットを更新。
  • リギング
    • Simple FaceRigを追加。
  • パフォーマンス
    • シェーダーグラフの最適化。
  • テクスチャベイキング
    • MetaHumanをダウンロードする際に、テクスチャセットがベイクされ、プラットフォーム間でより良いパフォーマンスが得られるようになりました。また、この変更により、すべてのMetaHumanのテクスチャがモバイルプラットフォームに反映されるようになりました。
    • ベイクされたテクスチャのリスト:
      • 頭部と胸部のテクスチャ(Normal, Cavity, Base Color)が1つのテクスチャにベイクされます。
      • 毛包マスク、そばかす、スキンアクセントは、頭部のベースカラーにベイクされています。
      • メイクアップマスクは、異なるチャンネルの2つのテクスチャーにまとめられています(1.ファンデーション、コンシーラー、ブラッシャー、2.アイメイク、リップスティック)。
      • ベイクされたグルームテクスチャはすべて2つのテクスチャ(AttributeマップとRootTip Gradient グラデーションマップ)に統合されます。
      • 高いLODでは、ベースカラーのテクスチャにグルームがベイクされています。

既知の問題点

  • MetaHumansのエクスポート時間が約10分増加。
  • UE4.26および4.27の一部のAMDGPUでのヘアシャドウのちらつき-これはUE5で修正される予定です。
  • ショートローポニーテールは、UEにエクスポートした後、ストランドが変形します。
  • 一部のユーザーは、Creatorのメタヒューマンにピクセル化が見られる場合があります。これが発生した場合、(Creatorでの作業を続けるうちに)自然に解決するか、新しいセッションを開始して手動で解決することができます。

バージョン0.5.0のすべてのアップデート内容の確認はこちらから


最新のBridgeのダウンロードはこちらから

MetaHuman Creator アーリーアクセスのリクエストはこちらから

METAHUMANS HAVE A HOME IN BRIDGE

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