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OptiX 7.3 がリリース、新しいテンポラルデノイザーモードが搭載

CGソフト

2021年4月12日NVIDIAは、GPU上で最適なレイトレーシング性能を提供する、スケーラブルでシームレスなフレームワーク NVIDIA Optix Ray Tracing Engine の最新アップデートである OptiX 7.3 (Apr 2021)を発表しました。

開発者向けの内容が含まれていますが、OptiXの新機能は、ほとんどのGPUを使用しているレンダラーのアップデートにて順次追加されていくものとなります。

今春のOptiX SDKのアップデートでは、開発者は、時間的なノイズ除去、より高速なカーブ・インターセクタ、完全に非同期のデマンド・ローディング・ライブラリを活用できるようになります。

OptiX 7.3

動きのあるシーケンスのスムーズなデノイジング

今回のアップデートでは、OptiXデノイザーには、テンポラルデノイザー(temporal denoising)と呼ばれる新しいデノイザーモードが搭載されています。

これは、要望の多かった機能の一つで、アニメーションフレームを個別にデノイザー処理した場合に発生するアニメーション内の低周波デノイザーアーティファクトを発生させることなく、複数フレームのアニメーションシーケンスをデノイザー処理するように設計されています。その結果は非常に滑らかで、、動きのあるシーケンスからノイズを除去したいと考えているOptiXデノイザーのユーザーにとって大きなメリットとなります。

左の写真 左:各フレームを個別にノイズ除去した場合、右:時間的ノイズ除去した場合 時間的なノイズ除去

レイトレーシングのパフォーマンスを向上させるカーブの改善

OptiX 7.3には、曲線プリミティブのインターセクタの更新が含まれています。今回のリリースでは、新しい3次曲線および2次曲線インターセクタが20%~80%高速化され、すでに非常に高速な線形インターセクタ(3次曲線よりも最大2倍高速)も少しだけ性能が向上しています。また、すべてのインターセクタでバックフェイスカリングがデフォルトでサポートされるようになったため、開発者はヘアやカーブからの反射・透過二次光線に依存するシャドウ、透明度、その他の照明効果を容易にサポートできるようになりました。

また、Ampere GPUの新しいモーション・ブラーのハードウェア・アクセラレーションにより、モーション・ブラーをかけた髪の毛のパフォーマンスが、Turingカードのモーション・ブラーをかけた髪の毛よりも最大で3倍も向上しています。

余分なGPUリソースを使わずにオブジェクトの読み込みを高速化

OptiX 7.3のダウンロード版に同梱されているデマンド・ローディング・ライブラリ(demand loading library)もアップデートされました。完全に非同期化され、GPU上で実行されるOptiXカーネルと並行して、複数のCPUスレッドによってスパース・テクスチャ・タイルがバックグラウンドでロードされるようになりました。

また、複数のストリームのサポートが追加され、テクスチャI/Oレイテンシーの隠蔽や、バケットレンダリング手法の実装が容易になりました。この並列性の向上と、OptiX 7.3 SDKに含まれる追加のパフォーマンス・アップデートにより、プロジェクトにデマンド・ローディングを追加することが可能になります。さらに新しいサンプルが追加され、既存の関連サンプルも更新されています。


OptiX 7.3 のダウンロードはこちらから

OptiX ウェブサイトへ

New NVIDIA OptiX Enhancements That Improve Your Ray Tracing Applications

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