Instant Terra 2.1
2021年4月1日(現地時間)Wysilabは、地形作成ソフトウェアの最新アップデートである Instant Terra V2.1 をリリースしました。このリリースでは、Mapboxのより詳細な地形データにアクセス可能になりました。
新機能
■world browser の改善
World browserのデータソースパラメータでMapboxを選択することで、より詳細なデジタル標高モデルにアクセスできるようになりました。これまでの50倍以上の解像度で地形をダウンロードすることができます。
Mapbox無料から使用でき、リクエスト数によって料金がかかります。詳しいMapboxの料金はこちらから
■Blur nodesとWarp nodes
ブラーノード(Blur nodes):地形、マスク、カラーマップに様々なブラー効果を与えるための、以下の新しいノード使用できます。
ワープノード(Warp nodes):
新しいワープノードが追加され、地形、マスク、またはカラーマップにさらなる効果を与えることができるようになりました。
■Flatten edges node
Flatten edges ノードにより、地形の合成が容易になります。
■erosionsの改善
水面浸食( Hydraulic erosion)と山の浸食( Mountain erosion)に新しいオプションが追加されました。
Automatic scale(自動スケール)オプションは、クアッドサイズが1メートルと異なる地形に対して結果を最適化します。
他にもUI/UXの改善などがされています。
Instant Terra 2.2 [5/10更新]
2021年5月6日(現地時間)Wysilabは、地形作成ソフトウェアの最新アップデートである Instant Terra V2.2 をリリースしました。
新機能
このリリースでは、ワンクリックでハイトマップ付きの衛星画像をダウンロードできるようになるなど次のアップデートがされています。
■衛星画像のダウンロード
Instant Terra 2.2では、ワンクリックでハイトマップ付きの衛星画像をダウンロードでき、素晴らしい結果を得ることができます。
■カラーマップを調整する新しいノード
新しい Brightness & Contrast 、 Gamma correction ノードでは、カラーマップの色を微調整できます。
■World browserでの領域選択の改善
選択範囲をダウンロードする前に、簡単に移動やリスケールができます。
■ARC/INFO ASCII GRID ファイル (*.asc) のインポートとエクスポートがサポートされました。
Instant Terra 2.3 [7/8更新]
2021年7月6日(現地時間)Wysilabは、地形作成ソフトウェアの最新アップデートである Instant Terra V2.3 をリリースしました。
新機能
このリリースでは、「thermal erosion(熱侵食)」「Multi-scale erosion(マルチスケール侵食)」「Mountain aging(山の侵食)」という3つの新しい侵食ノードが追加されました。これらのノードを単独で使用したり、組み合わせて使用することで、多様でリアルな結果を得ることができます。
■thermal erosion(熱侵食)
Thermal erosion(熱侵食)は、川岸を拡大する新しいアルゴリズムです。水圧侵食に似ていますが、より広い範囲を侵食することができます。
■Multi-scale erosion(マルチスケール侵食)
このノードの侵食シミュレーションは、様々なスケールで適用され、単純な水理侵食や熱侵食よりも深く地形を侵食します。
■Mountain aging(山の老化)
この侵食は、非常に長い時間をかけて地形の老化をシミュレートします。
Instant Terra 2.4 [11/2更新]
2021年10月26日(現地時間)Wysilabは、地形作成ソフトウェアの最新アップデートである Instant Terra V2.4 をリリースしました。Instant Terra 2.4では、地形にPBRマテリアルを追加する機能が追加されています。
■3つの地形マテリアル追加方法
1. Simple material ノードを使用して、高度と傾斜の設定に基づいて自動的に配置されたインハウスのサブマテリアルを最大4レイヤーまで追加できます。
2. Material ノードを使用して、インハウスまたはインポートされたサブマテリアルを最大 8 レイヤーまで追加し、高度と傾斜のルールに基づいてそれらを配置することができます。。
3. Advanced material ノードを使用して、インハウスまたはインポートしたサブマテリアルを最大8つのレイヤーに追加し、作成したマスクを使用して各サブマテリアルを配置することができます。例えば、フローマップ、堆積物マップ、ペイントされたマスク、またはインポートされたマスクをベースにしてレイヤーを作成し、完全にコントロールすることができます。
■その他のアップデート
地形に影を表示する機能が追加され、太陽の位置を変えたり、影の不透明度を調整することで、地形に期待通りの影をつけることができるようになりました。設定は、環境設定(Environment settings)ウィンドウで行えます。
Instant Terra 2.5 [3/16更新]
2022年3月11日(現地時間)Wysilabは、地形作成ソフトウェアの最新アップデートである Instant Terra V2.5 をリリースしました。このリリースでは、地形に道路を追加するRoadノードが追加されました。
道路ノードには2つのバージョンがあります。
- road node:基本的なRoadノードで、道路の位置で地形を変形させます。
- colored road node:このノードは地形上の道路の位置と色付けを行います。
道路は、ペイントされたマスクを含む、任意の入力マスクから構築することができます。道路ネットワークの構築には、次の2つの新しいマスクジェネレータが便利です。
また、新しいRoadノードを使用したサンプルも追加されました。このプロジェクトは、Help > Samples メニューから入手できます。
Instant Terra 2.5 Add roads to a terrain
価格とシステム要件
Instant Terra は、Windowsで使用することができます。
価格は、地形サイズが8kx8kに制限される通常ライセンスが149ドル(約15700円)、地形サイズに制限のないUnlimitedライセンスが159ドルです。これらのライセンスは永久ライセンスで、1年間のメンテナンスが付属しています。この期間を過ぎると、アップグレードは50%割引で利用できるようになります。
上記のライセンスは、50万ドル未満ので使用することができ、それ以上になる場合は、問い合わせが必要です。
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