MotionBuilder 2022 がリリース、Python 3 のサポートやワークフロー強化など

CGソフト

2021年3月24日(現地時間)Autodeskは、モーションキャプチャ編集ソフトウェアの最新アップデートであるMotionBuilder 2022を をリリースしました。先に紹介した、3ds Max 2022 、Maya 2022と同時リリースされています。

MotionBuilder 202 新機能

このリリースでは、Python 3 とそれに関連する更新のサポートなど、開発者向けの重要な改善が行われています。また、Story ツールが大幅に改善され、その他の一般的なワークフローの強化も行われています。

Python 3 サポートと関連アップデート

Python 3 が MotionBuilder でサポートされ、Windows と Linux の両方でデフォルトとなりました。

Python 3 のサポートにより、開発者にはパフォーマンス、セキュリティ、および開発中心の言語の機能強化が提供され、PIP のサポートにより、最新のライブラリとツールに即座にアクセスできます。

より強力になったコマンド ライン

MotionBuilder の Python コマンド ライン ツールが大幅に改善されました。mobupy.exe を使用して MotionBuilder の Python SDK を呼び出すことができるようになりました。これにより、以前は不可能だった新しい機能(コマンド ラインからのファイル処理やレンダリングなど)を使用できるようになります。

■拡張された Python API

開発者からの一般的なフィードバックに基づいて、MotionBuilder の Python API が拡張および改善され、多くの追加機能が含まれるようになりました。詳細については、こちらを参照してください。

■Python Editor の更新

Python Editor の各スクリプト タブに「x」(閉じる)ボタンを表示できるようになったため、スクリプトを簡単に閉じることができます。

アニメーションツールとワークフローの改善

FCurves ウィンドウの新しいモード

FCurves ウィンドウでは、通常の FCurves を表示する代わりに、アニメータは評価値に一致する Real Quaternion Rotations を、視覚的に表示できるようになりました。このモードを切り替えるには、FCurves コンテキスト メニューの Real Quaternion Rotations を右クリックして選択します。

■キャラクタ エクステンションのキーフレーム設定の改善

MotionBuilder 2022 では、キャラクタ エクステンションの新しいプロパティにより、キーフレーム設定プロセスが簡素化されました。これにより、関連付けられたボディ パーツと連動させて簡単にアニメートできるようになります。。

■Character Controls の補助エフェクタの UX の改善

Character プリファレンスの新しい Automatically Expand Auxiliaries プリファレンスによって、Character Controls を使用するときに補助ピボット/エフェクタを自動的に表示するかどうかをコントロールできます。これにより、Character Controls で個々のエフェクタを選択するときに IK Auxiliary を展開するために必要なアクションの数が減り、アニメータの時間を節約できます。

■Relation コンストレイント + アニメーション レイヤ

Relationコンストレイントでアニメーションレイヤを追加して、レイヤのウェイトを制御できるようになりました。さらに、レイヤが表示され、Navigator ウィンドウのそれぞれのテイクにペアレント化されるようになりました。つまり、レイヤのウェイトを制御しながら、アニメーション レイヤに Relation コンストレイントを含めることができます。また、Navigator 内のレイヤ関係の可視性が改善されています。

オーディオ表示の改善

FCurve Editor と同様に、Camera Switcher でもオーディオ クリップまたは Story オーディオ トラックからオーディオ波形を表示できるようになりました。これにより、アニメータは Camera Switcher でオーディオを使用しながら、今までよりも簡単にフローを維持できるようになります。
他にも多くのアップデートがあります。
MotionBuilder 2022のすべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

MotionBuilder 2022は、Windows 10、 Linux RedHat®Enterprise/CentOS 8.2,7.6-7.9で利用できます。

価格はサブスクリプションのみで、38,500/月(税込)、311,300円/年(1か月あたり25,942円)、840,400円/3年(1か月あたり23,345円)です。


MotionBuilder 2022 ウェブサイトへ

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