2021年3月9日(現地時間)Adobeは、Premiere Pro の2021年3月リリース(バージョン 15.0)をリリースしました。
Premiere Pro 新機能
先日のAfterEffectsのリリースなどと合わせたPremiere Pro(バージョン 15.0)のリリースは、Creative Cloud ビデオアプリケーションの 2021年の最初のリリースとなります。
この最新リリースでは、グラフィック機能とクロスアプリケーションワークフローがサポートされているので、Premiere Pro のキャプションや、モーショングラフィックステンプレート内のメディアの置き換えなどの新機能が提供されています。
新しいキャプション
キャプションと字幕は、動画により多くのユーザーがアクセスしやすくします。Premiere Pro の新しいキャプションワークフローは、編集にキャプションがシームレスに統合され、テキストをタイムラインとエッセンシャルグラフィックスパネルのデザインツールに結び付けできるようにすることで、キャプション付きビデオのスタビライズと配信のプロセスを変化させます。これによってより質の高いビデオ尾素早く作成することができます。
キャプションワークスペースにアクセスするには、メインメニューからウィンドウ/ワークスペース/キャプションを選択します。
キャプションワークスペースは、キャプションテキストを編集できる (A) テキストパネルで構成されています。(B) プログラムモニターに表示されるキャプションを確認でき、(C) エッセンシャルグラフィックスパネルでキャプションの外観を編集できます。また、キャプションには、タイムライン上で編集可能な独自の (D) キャプショントラックが含まれています。
Premiere Pro 15.0 バージョンで使用可能な新しいキャプションのワークフローのより詳しい情報はこちらから
メディアの置きかえ
モーショングラフィックステンプレートを使用すると、カスタマイズ可能なグラフィックやアニメーションを使用して、Premiere Pro のタイムライン上に After Effects の効果を取り込むことができます。新しいメディアの置き換えをおこなうと、ロゴやビデオクリップなど、テンプレート内の指定したメディアを入れ替えることができるようになりました。
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公正な言語
多様性と包括性というアドビの価値観をよりよく反映させるために、Premiere Pro、After Effects、Auditionで使用されている非包括的言語と参照画像が置きかえられました。
すべての用語の変更内容はこちらから確認できます。
ワープスタビライザーの高速化
最適化によって、実際のスタビライズプロセスは変更せずに、不安定なフッテージの解析にかかる時間が大幅に短縮されました。その結果、ワープスタビライザーが最大 4 倍高速化されます。
チームプロジェクトの強化
検索バーと SmartBin コンテンツへのアクセスは、これまでよりも高速になりました。 インデックス作成中に、プロジェクトパネルの検索バーが無効化されることがなくなり、メタデータデータベースのクエリ機能に直ちにアクセスできるようになりました。
オーディオトラックエフェクトのコピー&ペースト
トラック間で個々のオーディオエフェクトをコピーする代わりに、オーディオトラック間で完全なオーディオエフェクトラックをコピー&ペーストできるようになりました。
ペーストしたオーディオエフェクトラックには、元のトラックに適用されたすべてのエフェクトと設定が含まれており、ペーストされたトラックエフェクトラックの個別設定を、他のトラックに影響を与えることなく調整することができます。
詳細はこちらから
従来のオーディオエフェクトが削除
Premiere Pro 15.0 では、コーラス、DeClicker、 DeCrackler、DeEsser、DeHummer、DeNoiser、ダイナミックス、EQ、フランジャー、マルチバンドコンプレッサ、Phaser、ピッチシフター、リバーブ、Spectral Noise Reduction など、従来のオーディオエフェクトがいくつか削除されています。これらはすべて、新機能または同等のエフェクトに置き換えられています
オーディオエフェクトの完全なリストについてはこちらから
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