2021年2月12日(現地時間)、Esriの開発するUnreal Engine4.26用の無料CityEnginプラグイン 「Vitruvio」がマーケットプレイスから利用可能になりました。
Vitruvioとは
Vitruvio は、ArcGIS CityEngine のプロシージャルモデリング機能を Unreal Engine にもたらし、CityEngine の生成ランタイムとシェイプグラマー(形状文法)を使用して、プロシージャルな建物を生成することができます。
生成された建物は、常にプロシージャルで、高さ、スタイル、外観などの属性をリアルタイムで変更して、新しい建物のバリエーションを生成することができます。また、Vitruvioはパッケージ製品でも使用でき、ランタイムで動的に建物を生成することができます。
- プロシージャルな建物の生成を可能にする Vitruvio ComponentとActor。
- CityEngine ルール属性を変更するための詳細パネル UI。
- RPK (Rule Package) アセットタイプを導入し、CityEngine RPK ファイルのインポートとバンドルを可能にしました。
- C++とブループリントAPIでカスタマイズと高度な利用が可能。
Vitruvioは、CityEngineで作成されたルールパッケージ(RPK)を入力として必要とします。RPKはアセットと建築スタイルをコード化したCGAルールファイルに加えて、必要なすべての参照アセットとデータが含まれている圧縮パッケージとなっています。
サンプルデータ
ArcGIS CityEngineは一般に価格が公開されておらず、個人ではすこし敷居が高いソフトですが、すぐにVitruvioの機能を試すことができるexampleファイルが用意されています。ヨーロッパの中世スタイルの町、ニューヨーク、パリの3つあり、こちらからダウンロード可能です。
使用する際は、必ずVitruvioをインストールしてからファイルを実行することに注意してください。
ダウンロード
Vitruvio は、Unreal Engineマーケットプレイス または github からダウンロード可能です。
インストール方法の確認はこちらから
ユーザーガイドはこちらから
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