V-Ray 5 Benchmark がリリース、RTXレイトレース性能テストが追加

CGソフト

Chaosgroupは、12月17日(現地時間)V-Ray 5のリリースに伴い、業界標準のベンチマークソフトウェアの新バージョン V-Ray 5 Benchmark をリリースしました。

V-Ray 5 Benchmarkは、ラップトップ、ワークステーション、グラフィックカードなど、あらゆるタイプのハードウェアのレンダリング性能をテストするのに役に立つ、無料のスタンドアロンアプリケーションです。

この最新リリースでは、RTX GPU を使用したレイトレース性能をテストすることができるようになりました。

V-Ray 5 Benchmark

新しい外観とテスト

新しいベンチマークには3つのレンダリングエンジンのテストが含まれており、それぞれが独自のシーンと測定単位を持っています。

  1. V-Ray – CPUと互換性があり、 vsamplesで測定されます。
  2. V-Ray GPU CUDA – GPUとCPUの互換性があり、vpathsで測定されます。
  3. New! V-Ray GPU RTX – NVIDIA RTX GPU互換性があり、vraysで測定されます。

以前のベンチマークに比べて、新しいテストシーンはより複雑になっており、現在発売されている新しい超高速ハードウェアのテストとしては、はるかに優れたものとなっているということです。

テスト1:V-Ray

このテストは、CPU上でのV-Rayレンダリングをベンチマークします。わずか1分で、対サンプル数で結果が得られます。数値が大きいほど良いです。

テスト2:V-Ray GPU CUDA

このテストでは、GPUとCPUの両方でレンダリングできるV-Ray GPU CUDAを使ったレンダリングをベンチマークしています。

いくつかのオプションがあり、デフォルトではGPUを使ってレンダリング速度をテストします。また、すべてのデバイスをオンにしたり、GPUとCPUの両方をオンにしたりなど、任意のデバイスをオン/オフすることができ、さまざまな組み合わせを試して結果を見ることができます。

V-Ray GPU CUDAテストの結果はvpathsで測定されています。

テスト3:V-Ray GPU RTX

V-Ray GPU RTXエンジンを使用してレンダリングする3つ目のテストが追加されました。

このGPUレンダラーは、NVIDIA RTX GPUのレイトレーシング(RT)コアを利用しています。複数のGPUを持っている場合は、個々のカードや複数のカードを一緒にテストすることができます。V-Ray GPU RTXのスコアは、vraysで測定されます。

新しいスコアリングシステム

以前のベンチマークを使ったことがある方は分かるかもしれませんが、新しいV-Ray 5ベンチマークのスコアが以前のものとは異なっています。

新しいテストでは vsamples, vpaths, vrays の3つの新しい単位が使われています。これは、3つのレンダリングエンジンのそれぞれが他のものとはかなり異なっているためで、それらを互いに比較することはできないことに注意をしてください。

結果の保存と共有

ベンチマークアプリからChaosgroupのアカウントにログインするだけでスコアを保存して結果ページに投稿することができます。また、オーバークロックされたCPUなど、スコアに影響を与えた可能性のある設定についてコメントを追加することもできます。
スコアを投稿すると、ベンチマーク結果ページで順位を確認することができます。また、このページもアップデートされ、結果の検索やフィルタリングをより簡単に行えるようになっています。

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