Krita team は、12月7日(現地時間)Krita 4.4.2の最初のベータ版をリリースしました。
主にバグフィックスのリリースですが、いくつかの重要な新機能も含まれています。
Krita 4.4.2 新機能
メッシュグラデーション
Sharaf Zaman氏のGoogle Summer of Codeプロジェクトが今回のリリースで導入されました。メッシュグラデーションはベクトルオブジェクト上で使用することができ、自然な仕上がりになります。
12月28日更新:メッシュトランスフォーム
グラデーションメッシュと同様に、メッシュトランスフォームはベジエパッチで構成されています。オプションでメッシュを構成する各ベジエ曲線のハンドルを表示することができ、より精度とコントロール性を高めることができます。
グラデーション塗りつぶしレイヤーと新しいグラデーションエディタ
新しいグラデーションフィルレイヤーのタイプの追加と使い勝手の修正がされました。
kritaのグラデーションはセグメントタイプかストップタイプのどちらかにすることができ、それぞれに異なる機能、異なるエディタがありました。これが修正され、両方のグラデーションタイプを同じエディタで編集でき、2つのタイプ間の変換もできるようになりました。
改良されたハーフトーンフィルター
新しいハーフトーンフィルターが追加されました。古いフィルターは動作が遅く、フィルターマスクとして使用できず、ドットしか表示できませんでしたが、新しいフィルターはフィルターレイヤーとして適用したり、チャンネルごとにフィルタリングしたり、パターン自体はフィルレイヤーのオプションを使って生成することができ、無限の組み合わせが可能です。
その他の新機能
■macOS 統合プラグインのアップデート
サムネイルのサポートが追加され(macOS 10.15以上が必要)、Spotlightのメタデータサポートを追加することで、クイックルックプラグインが改善しました。
■貼り付けシェイプスタイルアクション
この機能は、コピーしたベクター図形のスタイルだけを他の選択したベクター図形に貼り付けることができる小さな機能です。編集メニューの下にあるか、ショートカット設定でショートカットを割り当てることができます。
■ラップアラウンドモードのツールバーボタン
KritaのWraparound(ラップアラウンド)モードを有効にするショートカット「W」がありましたが、多くの人が誤ってショートカットを押してしまうということで、削除されました。しかしこの機能をだれも見つけられなくなってしまたtので、このリリースでは、ツールバーに折り返しを有効にするボタンが追加されました。
■HiDPI サポート
Krita 4.4.2 ベータ1 すべてのアップデート内容の確認とダウンロードはこちらから
Krita 4.4.2 ベータ2 すべてのアップデート内容の確認とダウンロードはこちらから
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