Weta Digitalのショートフィルム「Meerkat」が無料サンプルプロジェクトとして公開

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ニュージーランドに拠点を置く革新的な VFX 企業、Weta Digital によって作成されたUnreal Engineの無料サンプルプロジェクトの紹介です。

この映像はUnreal Engine 4.26 の機能紹介のときにも使用されていました。

https://cginterest.com/2020/12/04/unreal-engine-4-26-%e3%81%8c%e3%83%aa%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%82%b9%ef%bc%81%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%81%aa%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%88%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%83%86%e3%83%a0/

Meerkat

プリビズから最終ピクセルまで映画制作プロセスにおいてリアルタイム技術がさらに重要になる中、Weta Digital はリアルタイムでのリニアストーリーテリングにおいて、映画品質のヘア、ファー、フェザーのどこまで実現できるかを実験しています。その結果が、このUnreal Engine ですべてのレンダリングが行われたショートフィルムの Meerkat です。

このプロジェクトは Unreal Engine でのフレームレートを可能な限り高いものに維持しつつ、最高品質の実現を目指したものです。グラフィックカードによってはリアルタイム実行も可能です。

このシーン全体を無料のサンプル プロジェクトとしてダウンロードすることができます。
リグ、グルーム、アニメーションが完全に設定されたキャラクターと、環境、カメラ、エフェクト、オーディオが含まれており、さらに、Maya のファイル、最終的なテクスチャ、マテリアルなどもあわせて提供されています。

舞台裏

Unreal Engine のストランドベースのヘア、ファー システムが 2019年に初めてリリースされて以来、Weta Digital は Epic Games と緊密に協力し、その制作と改善をサポートしています。

また、過去4 〜 5年にわたり、Weta Digital は、インタラクティブかつリアルタイムのイマーシブな空間と Unreal Engine でのコンテンツ制作に取り組んでいるということです。

「Meerkat」の映像で使用されているキャラクターのモデルはAutodesk Maya で作成され、それから、Peregrine Labs が作成した Maya のプラグイン Yeti を使ってファーのグルームを作成されました。そしてグルームを Alembic ファイルとしてエクスポートし、Unreal Engine にインポートしています。巣穴はカスタムモデルですが、背景、岩はすべて Quixel Megascans を使って作成されています(Unreal Engine で無料で使用可能

Weta Digital のアニメーターは、Unreal Engine の Live Link 機能によって、Maya と Unreal Engine の両方でシーンを開き、Maya で Molly (ミーアキャットの名前)にアニメーションを付けて、Unreal Engine でリアルタイムレンダリングの結果を確認することができました。

また、最終的な作品を作成するにあたっては、Unreal Engine の 3D ノンリニア編集ツール、シーケンサーのアニメーションの機能が使用され、最後に、ムービー レンダー キュー を使用して出力されたということです。

「Meerkat」の舞台裏についてより詳しい情報は以下のリンクから確認することができます。

リアルタイムのヘアとファーが使われた Weta Digital の短編「Meerkat」の舞台裏


無料サンプルプロジェクト「Meerkat」デモのダウンロードはこちらから

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