11月17日(現地時間)、Epic Gamesがリアルタイム・フェイシャル・アニメーション技術のリーディング・デベロッパーであるHyprsenseの技術を買収したことを発表しました。
Hyprsense について
Hyprsenseは、2015年にJihun Yu氏、Jungwoon Park氏、Kenneth Ryu氏によって設立され、3Dアバターやデジタルヒューマンのためのリアルタイムフェイシャルモーションキャプチャソリューションを提供していました。
同社は最初にVR HMD用のフェイシャルトラッキングシステムを開発し、その後、モバイル、PC、組み込みプラットフォーム向けに2D-Webcamベースの汎用フェイシャルトラッキングソリューションを発表しました。
Hyprsenseの最新のリリースではウェブサイトのプロダクトページには、ディープラーニングベースのフェイシャルトラッカーSDK「HyprfaceX」や、独自のアバターを作成して、ビデオ通話でリアルタイムにアニメーション化することができるZoom&OBS用のアバタービデオチャットアプリ「Hyprmeet」があります。
Epic GamesがHyprsenseを買収
この買収によってHyprsenseチームのメンバーは、Epicのゲーム開発チームと密接に連携し、3LateralとCubic Motionが率いるデジタルヒューマンチームとも協力していくことになります。
またこれにより、開発者とプレイヤーの両方のために、新しく優れたツールやシステムを構築するというEpicの取り組みが加速され、アンリアル・エンジンのクリエイターは、どのようなプラットフォームでも、最先端のキャラクターアセットを動かすことができるようになるということです。
今回の買収について、Hyprsense の共同創業者兼 CEO である Jihun Yu 氏は次のように述べています。
「当社のキャラクターアニメーション技術を Epic Games のエコシステムに導入できることを誇りに思いますし、興奮しています。Epic に参加することで、大規模な規模で新しいソリューションと体験を提供する機会を得ることができます」
「私たちをここまでに導いてくれたHyprsenseチーム、そしてお客様、パートナー、支援してくれる投資家の皆様に感謝しています」
また、Epic GamesのCTOであるKim Libreri氏は
「Hyprsenseチームを迎え入れることで、デジタルキャラクターのイノベーションをさらに推し進め、すべてのクリエイターが、自分たちのビジョンの細かいニュアンスまで完全に自由に表現できるようにするという目標に近づけることができます。」
と述べています。
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