CityEngine 2020.1 がリリース、USDインポートのサポートやUnrealへのLODエクスポートなど

CGソフト

Esriは11月9日(現地時間)、プロシージャル3D都市設計ソフトウェアの最新アップデート「CityEngine 2020.1 」を発表しました。

Esri CityEngineについて

Esri CityEngineは、Esri R&Dセンターチューリッヒによって開発された3Dモデリングソフトウェアアプリケーションで、3D都市環境の生成に特化しています。手続き型モデリングアプローチにより、CityEngineは詳細な大規模3D都市モデルの作成することができます。

建築や都市設計の分野の他に、映画などのエンターテイメントでも使用されています。

CityEngine 2020.1 新機能

このリリースでは、USDインポートのサポートやUnrealへのLODエクスポート機能が追加されています。

■USD import

新しいUSD ( Universal Scene Description)インポーターは、CityEngine 2020.0で導入されたUSDエクスポーターを補完するものです。CGAルールのUSDアセットを挿入したり、静的モデルや形状をインポートすることができます。CGAアセットや静的モデルについては、”USD Preview Surface “シェーダをベースにしたマテリアルを認識し、CGA PBRマテリアルに変換します。

■Unrealへのエクスポート用のLOD

Unreal Datasmith エクスポータでは、CGA ルールの属性によって駆動される詳細レベル (LOD) がサポートされるようになりました。

CGA ルールが LOD をサポートしている場合、追加のステップを踏まずに自動的に Unreal にエクスポートできます。Unreal で LOD を使用することで、レンダリング速度と品質を大幅に向上させることができます。

■より良いフットプリント描画

精密な描画を容易にするためのツールオプションが追加されました。オフセット図形と多角形ストリート作成ツールでは、数値を適用して距離を設定できます。プッシュプルツールでは、スナップの有効・無効を切り替えることができるようになっています。

また、図形の分割やスナップの機能も改善されており、より快適な描画が可能になりました。

■ArcGIS Urban との統合が改善

最新の ArcGIS Urban ルール、Building Type、Alignment、と Skyplane 属性のサポートが追加されました。

さらに、ワークスペースで利用可能な最新の ArcGIS Urban ルールをインポート データに自動的に割り当てることで、インポート作業を簡素化しています。

また、デフォルトのベースマップに加えて衛星地図画像もダウンロードされ、インスペクタで地図を切り替えることができます。

■CSVデータを扱うためのCGAチュートリアル

新しいチュートリアルでは、CGAからCSVデータをインポートする方法や、配列を扱う方法を紹介しています。また、CGAエディタでのコード閲覧やRPK作成の操作性も向上しています。


リリースノートの確認はこちらから

価格とシステム要件

CityEngine2020.1は、64ビットのWindows8.1以降、Server2012以降、RHEL 7LinuxとmacOS10.13-10.14で利用できます。

EsriのWebサイトに価格を表示していません。


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CityEngine 2020.1 release highlights

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