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Katana 4.0 がリリース、アーティスト向けライティングツールの追加や複数同時レンダリングが可能に

CGソフト

Foundryは10月29日(現地時間)、ルックデベロップメントとライティングソフトウェアのメジャーアップデートであるKatana 4.0をリリースしました。

Katana 4.0 新機能

このリリースでは、新しいアーティスト向けライティングツールの追加、USDサポートのアップデート、Foresight Rendering の導入などがされています。

アーティスト向けライティングツール

新しいデジタルシネマグラフィーのワークフローのひとつとして、新しいライティングツールの機能セットが導入されました。

ユーザーはオブジェクトの表面を直接クリックして表面のそのポイントを照らすライトを作成することができます。またその他にも、ライトのクローンを作成または複製したり、カメラの位置にライトを作成したりするための新しいツールも追加されています。

Foresight Rendering

Foundry の説明によると、複数の同時レンダリングとネットワーク化されたインタラクティブレンダリングを組み合わせたものを「Foresight Rendering」としており、これにより素早い反復作業と効率化が可能となります。

複数の同時レンダリング

これまでは、新しいレンダーを開始すると、現在実行中のレンダーがキャンセルされていましたが、Katana 4.0では、複数のプレビューレンダリングを同時に実行できるようになりました。

複数のプレビューレンダーを並行して実行可能になることで、ライブレンダーの一部としてルックのバリエーションを探り、希望するルックのプレビューレンダーを開始することができます。

同時レンダリングは、アーティスト自身のワークステーションまたはレンダーファームで実行することができます。

Katana Queueとリモートレンダリング

Katana Queueは、複数のレンダリングを管理するために構築された小型のレンダリングキューシステムで、マルチタスク時はもちろん、離れた場所でもマシンを最大限に活用することができます。完全にスケーラブルなレンダリングソリューションで、Katana Queueタブと呼ばれる新しいプロセスコントロールインターフェースから制御できます。

レンダーファーム統合の改善

KatanaのFarmAPI Pythonパッケージは、開発者がレンダーファームをKatanaに統合することを可能にし、ユーザーはKatanaのユーザーインターフェース内からレンダーファームでレンダリングを開始することができます。

Katana 4.0では、FarmAPI Pythonパッケージは、開発者が特定のレンダーファームシステムをKatanaとより密接に統合できるようにする新しいタイプのプラグインのベースクラス FarmAPI.BaseFarmPlugin を提供するようになりました。

新しいAPIについての詳細は、 Katana Developer GuideRendering a Scene のセクションにある完全に改訂された FarmAPI のドキュメントを参照してください。

カタログとモニターのUI改善

複数の同時レンダリングをレンダリングする際のアーティストエクスペリエンスを向上させるために、[Catalog]タブと[Monitor ]タブが改善されました。

Katanaのカタログでは、ユーザー定義のサイズでサムネイルを表示できるようになりました。モニタータブとハイドラビューアのモニターレイヤーでは、より大きな解像度で並べて表示する2つの画像を選択し、作業中にこれらの2つの画像や、同じ画像の2つの部分を比較することが可能になっています。

イメージベースの選択(Image-based Selection)

ビューア(Hydra)タブの新しいイメージベースの選択機能では、レンダリングと並行して作成できるIDパスにアーティストが直接アクセスできるようになりました。これにより、ベースとなるデータ(ジオメトリなど)がKatanaにロードされているかどうかを区別することなく、シーングラフの位置をシームレスに選択することができます。一度選択すると、これらの位置は、CELエディタウィジェットなど、通常の選択と同じ場所で使用することができます。

使用されるIDバッファは、現在のレンダリングのものである必要はなく、以前のセッションで保存されたカタログアイテムからでも構いません。これにより、ユーザーは場所を展開したりジオメトリをロードしたりすることなく、いくつかのレビュー ノートに即座に対処することができます。

USDサポートの改善

Katana 4.0では、UsdMaterialBakeノードタイプが追加され、マテリアルのベイクとUSDファイルへの割り当てをサポートするようになりました。

さらに、USD開発の一環として、KatanaとHydra Viewerのレンダーデリゲート間の通信を処理する新しいKatana Scene Delegateが実装されました。これにより、アセットの影付きライトやUSD Preview SurfaceマテリアルなどのHdStormレンダーデリゲート機能をより堅牢に使用できるようになるということです。

ネットワークマテリアルUIの強化

KatanaのNetwork Material Createノードでは、1つのNMCノード内で複数の材料を作成して管理できるようになりました。一方、Network Material Editノードでは、ノードの異なる状態のUIフィルタリングオプションをサポートするUI/UXの拡張機能が追加されています。

どちらもネイティブのUSD/Hydraプラグインによってサポートされており、KatanaはサーフェスマテリアルのUSD Preview Surface情報をオーサリング、使用、編集することができます。

すべてのアップデート内容の確認はこちらから(リリースノート)

価格とシステム要件

Katana4.0は、Windows7以降とCentOS / RHEL 6Linuxで使用できます。

公式ウェブサイトで価格は「request callback」と表示されています。

以前は3Delightのインタラクティブレンダリングライセンスを含むライセンスは9,458ドルで、今のところ変化はないようです。


Katana ウェブサイトへ

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