Adobeは10月19日、AR(拡張現実)アプリの最新アップデート(2020年10月リリース)Aero モバイル(iOS) 2.0 と Aero デスクトップ 0.1 ベータ版をリリースしました。これは、2020年10月21日~23日に開催されている無料オンラインイベントAdobe MAX 2020で他の Adobe のソフトウェアの最新アップデートとともに発表されました。
Aero デスクトップ
2020 年 10 月のリリースでは、デスクトップ向けの Adobe Aero が提供されます。
Aero デスクトップでは、シーンオブジェクトの配置や、シーン内のオブジェクトへの複雑なインタラクティブ機能のシーケンスの追加を正確に制御できます。
Adobeによると、Aero デスクトップと Aero モバイル(iOS)間でプロジェクトを作業するには、デスクトップ上で重いシーンの配置、整列、複雑な動作シーケンスを実行し、プロジェクトをクラウドドキュメントに同期するのが最善の方法ということです。Aero モバイル(iOS)でプロジェクトを表示するには、「ホーム」タブで同じプロジェクトを見つけ、それを開いてスキャンして現実世界に配置します。
モバイル版との違い
Aero デスクトップの最初の公開ベータリリースでは、Aero モバイル(iOS)で実行できる機能セットとほぼ同じものが提供されています。主な違いは、ほとんどのデスクトップハードウェアにはワールドフェイシングカメラがないため、Aero デスクトップでの編集は、コンテンツを AR で直接表示することなく行われることです。
また、Aero デスクトップを使用すると、シーン内のオブジェクトの配置や複雑なシーケンスのインタラクティブ機能の追加をより細かく制御できます。 デスクトップ環境では、他のデスクトップアプリケーションで作成されたコンテンツに直接アクセスすることもできます。
Aero プロジェクトを QR コードまたは Behance に公開し、オブジェクトのパスをカスタムアニメーションする機能は、現在 Aero モバイル(iOS)でのみ利用できます。
Aero モバイル
2.0(iOS)新機能
■GIF/PNG シーケンス
アニメーション GIF と PNG シーケンスのサポートにより、創造力を解き放ち、画像に命を吹き込みます。
詳しくは、こちらから。
■マルチトラックアニメーション
複数の埋め込みアニメーションクリップを含むアセットを読み込むか、互換性のあるアニメーションクリップを既存のアセットに追加します。
詳しくは、こちらから。
■Behance に公開
Aero モバイルアプリを開き、ホームから「発見」にアクセスすると、Aero で他のクリエイターの作品を確認できます。また、Behance Web インターフェイスからも同じ作品を見ることができます。
Aero から公開された Behance プロジェクトには、Aero ボタンを使用してプロジェクトのページから起動できる AR が含まれます。これにより、Aero の AR 表示モードで作品が開きます。
■リンクを共有のアップデート
自分の AR エクスペリエンスを他のユーザーと共有して、各ユーザーのモバイルデバイスの Aero iOS アプリで表示できるようにすることができます。ここでも、サムネール画像をカスタマイズできるようになりました。リンクを共有は、編集とプレビューの両方からアクセス可能です。共有/リンクを共有/リンクを作成をタップします。
詳しくは、こちらから。
■QR コード
QR コードは、カメラで写真からデータを読み取れるようにする画像です。視聴者は、カメラアプリを開いた状態でモバイルデバイスを QR コードに向けるだけで、Aero エクスペリエンスを起動できます。
Aero では、Aero エクスペリエンス共有リンクに関連付けられた QR コードを生成できます。QR コードをデジタルで共有するか、印刷します。Aero 共有リンクの QR コードは、編集とプレビューから作成します。共有/リンクを共有/リンクを作成/QR コードを表示/QR コードを共有をタップします。
詳しくは、こちらから。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Adobe Aeroは、iOS 13 以降、Win 10(64 ビット)バージョン 1903 以降で動作します。詳しいシステム要件の確認はこちらから( iOS / Windows )
価格は無料です。
Adobe Aero ウェブサイトへApple App Store ページへAdobe Aero デスクトップ(Beta)をダウンロード
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