DIMENSION 5は10月16日、建築ビジュアライゼーション向け リアルタイム レンダラーの最新アップデートD5 Render 1.7.0 をリリースしました。
以前のD5 Renderの記事からいくつかアップデートをスルーしていたので合わせて紹介したいと思います。
https://cginterest.com/2020/05/28/%e5%bb%ba%e7%af%89%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bc%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3%e5%90%91%e3%81%91-%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a0-%e3%83%ac/
1.6.1 新機能
■シーンリソースリスト(Scene resource list)で、ドラッグ&ドロップによるソート、複数選択とフィルタリングのシフトをサポート。
■スキャッターツール機能を追加
■マテリアルUVトリプラナー( Triplanar )リペア機能を追加しました。
■レンダリング:
- 反射での複数のバウンス
- 透明な影
- 反射のボリュームフォグ
1.6.2 新機能
■Education Editionの追加
■上面図表示モード(ショートカットT)とワイヤーフレーム表示モード
■マウスによる複数選択機能(CTRL)
■シーンリソースリストの検索機能
■ビデオのキャラクターモーションレートマッチングスイッチ
■ビデオのライトキーフレームスイッチ
■ビデオタイムラインズーム(ALT)
■アルファチャンネル出力
1.7.0 新機能
この最新リリースでは、レンダーキュー機能追加、Rhinoのダイレクトインポートに対応、SkechUpや3DCADに対応したプラグインの追加などがされています。
■レンダーキュー(画像・動画)
■複数のクリップを使用した動画
■ビデオマテリアル
■Rhinoダイレクトインポートをサポート
■ワークフロープラグイン
- D5 Converter for SketchUp
- D5 Converter for Revit
- D5 Converter for ArchiCAD
■シーンパラメータのコピー&ペースト
■6つの直交ビュー
■コンポジションラインの特徴
他にも最適化や修正が行われています。
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
D5 Render 1.7.0 のリリース動画に出てくる外観がシンメトリーの建築は、建築家 安藤忠雄氏設計の「4×4の家」のぱくりにインスパイアされた作品かと思われます。
1.8.0 新機能
DIMENSION 5は、2021年1月22日D5 Render 1.8.0をリリースしました。
このリリースでは、ダイナミックパーティクルアセットの追加やレンズフレアエフェクトなど多くの機能が追加されています。
■ダイナミックパーティクルアセット
■日光のHDRに従います
■複数選択されたモデルは、ソース座標に合わせることができます
■マテリアルに追加されたレイトレーシングオプションで非表示
■マテリアルのAOマッピング
■レンズフレア効果
■カメラのモーションコントロール
■カメラのZ軸回転
■モデルグループはビデオキーフレームをサポート
■d5aモデルグループは、ローカルライブラリへのエクスポートと保存をサポート
■シーンごとに異なるHDR設定
■リアルタイムトグルは、さまざまなプレビュー品質で利用できます
■D5 Converter -SU / Revit / ArchiCadはライト同期をサポート
■D5 Converter-3DSMAXはライブ同期ベータをサポート
すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
D5 Renderは、Windows 10 v1809 +で利用できます。Nvidia RTX GPUか互換性のあるGeForce GTXカードが必要です。Dimension5はGeForce GTX 1060以上を推奨しています。
D5 Converter プラグインは、3Ds MAX、Revit、ARCHICAD、Blender、SketchUpに対応しています。SketchUp(.skp)とRhino(.3dm)は直接ファイルインポートに対応しています。
プラグインのダウンロードはこちらから
価格はCOMMUNITYとEDUCATIONライセンスが無料、永久ライセンスのPROライセンスが480ドルです。
各エディションの機能の違いの確認ははこちらから
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