シミュレーションツール 「Storm 0.5」がリリース、実験的なノードグラフの追加やCUDAサポートなど

CGソフト

Effective TDs は、10月2日(現地時間)スタンドアロンシミュレーションツールの最新バージョン「Storm 0.5」をリリースしました。

Stormは、砂、雪、剛体または軟体のようなマテリアルを素早くセットアップして作成することができるスタンドアロンのパーティクルシミュレーションプログラムです。以前にも紹介したことがありますが、Game of Thrones や X-Men: Dark Phoenix などのシリーズや長編映画作品で使用されており、今後もさらに多くの作品で使用される予定ということです。

Storm 0.5 新機能

このリリースでは、スパース スモーク 流体 ソルバー、ジオメトリデフォーマー、グレインシミュレーションのアップレッサーとこれらのタスクのための完全にプロシージャルでマルチスレッドな実験的ノードインターフェースが追加されました。また、グラニュラーシミュレーションとSPHシミュレーションのためのCUDA GPUサポートも追加されています。(現在はWindowsのみ)。

■ノードグラフが追加

ノードは、パーティクル、メッシュ、ボリュームの生成や修正に使用できます。手続き型のVDBツールセットを備え、自動配線やノードを振ることで切断できるなどの特徴もあります。

以下の動画では、 VDB ツールキットを使用してノードを使用する方法が説明されています。

■ダイナミックVDB
■グラニュラーとSPHシミュレーションのための初期CUDAサポート
■upres solver(アップレスソルバー):コントロールとスピード
■メッシュデフォーマ
■sparse smoke solver(スパース スモーク ソルバー)の導入
■速度に基づくスモーク
■スプレッドシートデータ、カスタム属性の書き込みと読み込み
■新しいワークフロー

価格とシステム要件

Windows 7、Windows 10、macOS High Sierra、macOS Mojave(Ubuntu 18.04では現在利用できません)でテストされています。

最新バージョン Storm 0.5は、macOSで問題が発生しているということでまだリリースされていません

indieライセンス:年間収益が8万USドル未満の小規模スタジオまたはアーティスト向け。ノードロックライセンスとフォーラムを使用したサポート。価格は149ドル。

Studioライセンス:年間収益が8万USドルを超えるスタジオまたはプロフェッショナル向け。直接サポートと新規開発への独占的なベータアクセスが可能です。ライセンスは1台のコンピューターにロックされています。価格は349.00ドル。

Studio floatライセンス:年間収益が8万USドルを超えるスタジオまたはプロフェッショナル向け。完全な直接サポート、新規開発への限定ベータアクセス。シートごとに5つの追加simライセンスを持つフローティングライセンス。価格は449.00ドル。

注意:Stormは早期アクセス段階にあり、バージョン1.0まで無料のアップデートを入手できます。
長編映画の制作などに使用されおり安定していますが、未完成の製品であることに注意してください。更新は不定期である可能性があります。

シミュレーションツール「Storm」 商品ページへ

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