9月17日(現地時間)Pixologicは、ZBrushCore2021 をリリースしました。
ZBrushCore 2021は、ZBrushCoreのユーザーにZBrushの新機能を提供する無料メジャーアップグレードです。このリリースでは、ZRemesherやMicroPolyなどの機能が追加されています。
ZBrushCore 2021 新機能
ZBrushCoreは、Pixologicのデジタルスカルプトソフトウェア ZBrush から機能を削減した低価格バージョンです。ZBrushとZBrushCoreの機能比較はこちらから
MicroPoly
MicroPolyはDynamic Subdivisionを使用して、各ポリゴンを単純な3Dモデルのインスタンスに置き換えます。これにより、実際に織られた布のような、より複雑なメッシュとしてモデルをレンダリングすることができます。
プリセットのライブラリから選択して、キャンバスやデニムジーンズのようなサーフェスを作成することや、鎧を選択して繰り返し使えるチェーンメールを作成することもできます。
ZRemesher
ZBrushCoreに自動リトポロジーが追加されました。ZBrushのようなオプションはありませんが、ZRemesherを強力にしているスマートなアルゴリズムを使用して、モデルを即座にリトポロジー化することができます。
Dynamic Subdivision
モデルをより高いポリゴンバージョンとして表示し、実際にポリゴンを分割せずに細分化して平滑化したときの様子を見ることができます。ZBrushCoreでは、この機能にはFlatSubdivとSmoothSubdivオプションが含まれています。
ZBrushCoreでは、この機能にはFlatSubdivとSmoothSubdivオプションが含まれています。
iMage3DのGIFとPNGフォーマット
iMage3Dフォーマットは、作品のイメージと3Dモデルを1つのGIFまたはPNGファイルにまとめて、他の人と共有することを可能にします。このファイルは、通常の2D画像として表示され、ZBrushCoreで開くと、サブツールを使った完全なモデルを編集することができます。
Sculptrisファイルのサポート
ZBrushCoreでは、Sculptrisから保存したネイティブフォーマットのファイルを読み込むことができるようになりました。Sculptrisが廃止される前に長年にわたって作成したモデルのライブラリがある場合、それらをZBrushCoreで直接開いて作業を続けることができるようになりました。
その他の追加と改善点
- パフォーマンスが向上:スカルプティングブラシの背後にあるシステムやその他の機能が見直され、すべてのセクターで速度が向上しています。
- ストロークパレットに2つの新しいスライダが追加:ストローク ジッター(Stroke Jitter)はブラシのストロークパスに沿ってアルファをランダムに配置し、ブラシ インパーフェクション(Brush Imperfection)はストロークにノイズを追加します。
- シングルクリック ソロ モードを可能にする設定が追加されました。
以下脳動画で新機能の動作を確認することができます。
価格とシステム要件
ZBrushCore 2021は、64ビットのWindows 7+、64ビットのMac OS X 10.10以上で利用可能です。公式ショップの永久ライセンスの価格は179.95ドルです。サブスクリプションライセンスの価格は9.95ド /月です。
このアップデートは既存のユーザーには無料です。
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