Matthew Puchala氏が開発、無料で公開しているGPUで加速されたボリューメトリック流体ソルバー 「Axiom Fluid Solver」の紹介です。
Axiomとは
Axiomは、コンピュータグラフィックスやVFXのためのスパース(sparse)、GPUで加速されたボリューメトリック流体ソルバーです。
Axiomの主な特徴は、GPU上でスパース(sparse)シミュレーションを実行できるカスタムOpenCLボリュームデータ構造にあるということです。このソルバーは現在、Windows、macOS、LinuxでSideFXのHoudiniをサポートしています。
システム要件
■Houdiniの有効なバージョン
サポートされているHoudiniのバージョン:17.5, 18.0
apprentice、indie、commercial 版のいずれにも対応。
このソルバーはほとんどのハードウェアで動作しますが、良い結果を得るには少なくとも以下の仕様を満たすハードウェアを使用することが推奨されています。
■GPU
OpenCL 1.2対応のGPU。
最低でも8GBのVRAM:
- 多ければ多いほど良く、ソルバーは100万ボクセルあたり130MBのRAMを使用します。8GBであれば、5,000万のボクセルを快適にシミュレートすることができます。
- GPUは様々なタスクにVRAMを使用しており、計算タスクに常に完全に使用できるわけではありません。ほとんどのシステムには、利用可能なVRAMの量を表示するユーティリティがあります。
■推奨されるNvidia GPU
- Maxwell GTX 900 series
- Maxwell Quadro M series
- Pascal GTX 10 series
- Pascal Quadro P series
- Volta GV100 & Titan V
- Turing RTX 20 series
- Turing RTX Quadro series
- Ampere RTX 30 series
- Recommended AMD GPUs
- Radeon VII
- Radeon RX 5000 series
- Radeon RX Vega series
- Radeon Pro Series
■CPU
- OpenCL 1.2 capable CPU.
Axiomの公式ページでは、インストールガイドの確認やサンプルファイルの入手、寄付などをすることができます。Axiomの公式ページへ
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