NVIDIAは9月1日(現地時間)、Ampereアーキテクチャに基づく新しい GeForce RTX 30シリーズグラフィックスカード、RTX 3090、RTX 3080、RTX 3070 を発表しました。
この発表は、究極のカウントダウンとして予告されていたNVIDIA CEOのJensen Huang氏によるGeForceライブストリーム配信で発表されました。
前世代の最大2倍のパフォーマンス
GeForce RTX 30カードはRT Coreを搭載したRTXシリーズの2代目となります。NVIDIA Ampere Architectureが採用され、リアルタイムのレイトレーシングとAI分野で、前世代の最大2倍のパフォーマンスとなっています。
Ampere Architectureは、第2世代レイトレーシングコア、第3世代Tensorコア、とPCIe 4.0インターフェイスを備えており、汎用シェーダの性能は30TFLOPSで従来の2.7倍、RT Coreの性能は58RT-FLOPSで従来の1.7倍、Tensorコアの性能は238Tensor-TFLOPSで従来の2.7倍となっています。
下のグラフによると、第2世代のRT COREは、Autodesk arnold、Blender Cyvles 、Chaos V-Rayなどレンダリングソフトウェアのパフォーマンスが2倍近くになっています。ゲームのパフォーマンスの向上と比較するとレンダリングソフトのパフォーマンスの向上の方が大きくなるようです。
RTX 3090
このカードは、RTX ON、DLSS 8K、HDR Shadowplayを有効にして8Kゲームを可能にする、初の8KゲームGPUとして紹介されました。
RTX 3090のCUDAコア数は10,496、ブーストクロックは1.7GHz、メモリは24GB G6X、インターフェイス幅は384bit、消費電力は350Wとなっており、今のところRTX 30シリーズ唯一NV Linkをサポートしています。
また、画像から見てもわかると思いますがRTX 3080とくらべてもかなり大きいカードとなっています。ライブストリーム配信でJensen Huang氏がRTX 3090を持ち上げるシーンがありますが、少し重そうに見えます。
価格は229,800円~(1,499ドル)、発売日は9月24日です。
RTX 3080
RTX 3080のCUDAコア数は8,704、ブーストクロックは1.71GHz。メモリは10GB G6X、インターフェイス幅は320bit、消費電力は320Wです。
価格は109,800円~(699ドル)、発売日は9月17日です。
RTX 3070
RTX 3070のCUDAコア数は5,888、ブーストクロックは1.73GHz、メモリは8GB G6、容量は、バス幅は256bit。消費電力は220W。
価格は79,980円~(499ドル)、発売日は10月です。
GeForce RTX 30シリーズ 仕様
GEFORCE RTX 3090 | GEFORCE RTX 3080 | GEFORCE RTX 3070 | |
---|---|---|---|
NVIDIA CUDA® コア | 10496 | 8704 | 5888 |
ブースト クロック (GHz) | 1.70 | 1.71 | 1.73 |
メモリ | 24 GB GDDR6X | 10 GB GDDR6X | 8 GB GDDR6 |
メモリ インターフェイス幅 | 384 ビット | 320 ビット | 256 ビット |
グラフィックス カード電力 | 350W | 320W | 220W |
補助電源コネクタ | PCIe 8 ピン x2 | PCIe 8 ピン x2 | PCIe 8 ピン x1 |
価格(米ドル) | 1,499ドル | 699ドル | 499ドル |
価格(日本) | 229,800円 | 109,800 円 | 79,980円 |
発売日 | 9月24日 | 9月17日 | 10月 |
今に始まったことではありませんが、為替レートが…. 最近は円高傾向で1ドル105~106円のはずなのに…
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