Blender Foundation は8月21日(現地時間)、Unity Technologies が Blender Development Fund (開発基金)に参加したことを発表しました。先月のMicrosoftにつづいて2か月連続の大手企業の参加ということになります。

Unity は、AMD、Nvidia、Epic Gamesと同じトップレベルの貢献者であるPatron Memberとして参加します。UnityはBlenderを創造的で技術的なパイプラインに不可欠な業界ツールとして認識し、サポートするということです。
Blender Foundationの創設者であり会長のTon Roosendaal氏は次のように述べています。
「10年前、UnityはすでにUnityユーザーにBlenderファイルのサポートを提供していました。この助成金によって、私たちはBlenderのコア開発への投資を続け、特にフリーでオープンなフォーマットとの高品質な相互運用性に焦点を当てていきます。」
最新の開発基金のメンバーへの毎月の寄付金は10万ユーロ(約1300万)以上で、20人の人々がBlenderのコア開発にフルタイムで取り組むことができるようになるということです。
Unity TechnologiesのUnity Create Solutions担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、Dave Rhodes氏は、
「Unityでは、世界はより多くのクリエイターによってより良い場所になると信じています。これは常に私たちのビジネスの中核をなしてきました。このように、私たちの価値観はBlender Foundationの価値観と一致しており、何百万人ものユーザーが無料のツールで3Dコンテンツを作成できるオープンなエコシステムのサポートを継続することは自然なことだと思います」
と述べています。
GPUのライバル企業AMDとNvidia、ゲームエンジンのライバル企業Epic GamesとUnityがPatron MemberとしてBlender Development Fund に参加していることになり、なかなかおもしろい構図になっています。
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