Keentoolsは8月6日(現地時間)、BlenderとNukeに対応した、写真から人間の顔と頭の3Dモデルを作成することができるプラグイン FaceBuilder の最新アップデートを含むすべてのプラグインのメジャーアップグレード バージョン2.1.0 をリリースしました。
FaceBuilder 2.1 for Blender
FaceBuilderは、異なるソースからの写真を使用してモデルを作成することができアドオンです。詳しい情報は以前の記事をご覧ください。
Blender版 FaceBuilder の最新アップデートでは自動カメラセットアップ機能が追加されています。
自動カメラセットアップ機能が追加
以前は1台のカメラで撮影した写真と同じ設定の写真が必要で、後からFaceBuilderで手動で設定しなければなりませんでしたが、今回のアップデートにより写真を読み込んでモデリングを開始するだけで簡単にモデリングができるようになりました。
FaceBuilderは写真に保存されている情報を読み取り、それを使用して仮想カメラを自動的に設定します。EXIFデータがあれば、それが使用されて非常に正確な結果が得られます。EXIFデータがない場合は、各写真の寸法を考慮したスマートな方法で推定値が使用されます。
この自動カメラセットアップ機能は、前のリリースで追加したニュートラルではない表情でも動作します。モデルの正確さは、改善されたテクスチャ抽出アルゴリズムによって補完されるため、手作業の量を減らすことができます。
Nukeプラグインのアップデート
Nukeプラグインの最新アップデートでは、マルチカメラサポート、テクスチャ抽出が大幅に改善され、Nuke 12.2がサポートされています。
バージョン 2.1.0 からは、Nuke 11+ で利用可能な新しいテクノロジーを使用するため、Nuke 8、9、10 のユーザー向けのメンテナンス・アップデートのみをリリースします。つまり、重要なバグは修正されますが、新機能は新しいバージョンの Nuke 用のプラグインにのみ表示されることになります。
【Nukeプラグインのアップデートの全リスト】
- FaceBuilder での複数の異なるカメラのサポート
- TextureBuilder の一般的な品質改善
- TextureBuilder でのイコライゼーションの改善
- FaceTrackerとGeoTrackerで3Dブラシを使用するとピンが消えてしまう問題を修正
- リギングされたジオメトリの修正
- Nuke 12.2 のサポート
- 多くのマイナーな修正と改善
価格
、FaceBuilder、FaceTracker の価格はそれぞれ、Personalライセンス:149ドル/年、Commercialライセンス:299ドル/年、Floatingライセンス:399ドル/年です。すべてのライセンスは商用目的で使用できます。その他バンドル製品の価格の確認やライセンスについて詳しい情報はこちらから。
TextureBuilderなどその他のNuke用ツールは無料となっています。
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Revamped FaceBuilder and other improvements in KeenTools 2.1.0
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